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御礼 くっすん赤福さん、さすが! [御礼]

To くっすん赤福さん、 
赤福さんに、コメント返信を書き始めたら、あまりにも長くなり、えーい、こうなったら記事にしちゃますねーー。赤福さんのロック魂に応えられると良いのですがーー。

(1) その1 女性の歌うHR/HM

女性の歌うハード・ロック(HR)/へヴィ・メタル(HM)、ブログ・ネタにするつもりはありませんでしたが、きっかけを作っていただいたので、思いつくまま書いちゃいます。

ダークでブルータルなデス系エクストリーム・メタルでは、唸り声が女性とは思えないアンジェラ・ゴソウ嬢を擁するアーク・エネミー。「狂気の」「妖艶な」などの形容詞で語られるイギリスの超人気バンドですが、実は、ワタクシは苦手です。やっぱり、女性の声は美しくないとねえ。。。

 

歌もすごいが、見た目もすごい(朝青龍なみ)のキンちゃんこと、キンバリー・ゴスが歌うシナジーのほうが好みですね。

メジャーどころではエヴァネッセンスでしょうか。ただヴォーカルの小娘の失言&不遜な態度で、沢尻エリカなみにバッシングを受けてしまいました。欧米でも日本でも「口は災いのもと」ですなー。気をつけましょう。

女性ボーカルが活きるのは、オペラちっくな歌唱の「シンフォニック系」。デス系より入りやすいですね。フィンランドが世界に誇るシンフォニック・メタルバンド、ナイト・ウイッシュはお薦めです。キャッチーな楽曲+美声でジャンルを確立した立役者です。残念ながら2年前にターヤ・トゥルネン(女性ボーカル)が脱退(解雇?)しました。現ヴォーカル、アネット・オルゾン嬢はルックスは良いですが線が細くいまいちの感じ。したがって、興味があるならターヤ時代のアルバム「センチュリー・チャイルド」が良いでしょう。ちなみに本CD、日本での発売日は、ワタクシの40歳の誕生日でしたので思い入れが深いです---って、どうでもいい話ですね!

ルックス重視なら、シンフォニック・メタル・バンド、EPICA(エピカ)シモーネ・シモンズ嬢で決まりでしょう。アルバム・ジャケも「それっぽく」、音楽的に強力にお勧め、とはいえませんが、一聴の価値あり。

過去のロック史をひもとくと(あー、話が長くなりそう)、ワタクシの一押しはプログレの歌姫こと、ルネッサンスの女性ヴォーカル、アニー・ハズラム!1970年代作品は隠れ名盤です(ほとんど廃盤でスイマセン)。彼女、一昨年、元ASIAのジョン・ウエットン、ジェフ・ダウンズのプロジェクトICONのアルバムで、一曲だけ歌っていますがクリスタル・ボイスはバリバリ顕在でした!大感激です。

苦笑いするなら(したくねえよ!)、イタリアのメタル・バンド、スカイラークでしょう。名前からファミレスを想像してはいけません。ボーカルのキアラ嬢が居心地の悪いベタなメタルを披露します。聴いていると不安になるヘナヘナ歌唱で、いまどき珍しい突っ込みどころ満載のアルバムです。ナイトウイッシュと違った意味で必聴(?)でしょう。

(2) アーチストのドキュメンタリー映画

急に話題は変わります。

くっすん赤福さんの次のコメント「アーチスト映画」の話にいきましょう。

当然「ラスト・ワルツ」は押さえなくてはいけません。アメリカを代表するザ・バンドの解散コンサート(1976年)のドキュメンタリー。駆け付けたニール・ヤング、ボブ・ディラン、ジョニ・ミッチェル、といったビック・ネームを観れるだけでも嬉しいです。で、なにせ監督がマーチン・スコセッシですから。1976年といえばタクシー・ドライバーを撮っていた頃かなあ。すごいよねえ。

脱線しますが、先日、70/80’S ロックの生演奏を楽しめる六本木BAU HAUSで、ザ・バンドの「ウエイト」とジャーニーの「ライツ」というマッタリ名曲をつづけてリクエストしたら、演奏し終わったバンドのメンバーが「なんじゃ!こりゃ!」とジーパン刑事なみに怒ってましたね。わはは。直後、狂ったように「スモーク・オン・ザ・ウオーター」を弾きまくっていましたから、よほどフラストレーションがたまったのでしょう

で、赤福さんコメントに戻りますが、出ました!トーキング・ヘッズの「ストップ・メイキング・センス」。この手の映画の最高峰!よくご存じですねえ。素晴らしい映画です。監督のジョナサン・デミは本作で評価を高め、数年後「羊たちの沈黙」アカデミー監督賞を受賞しました(レクター博士も喜んだことでしょう)。一方、トーキング・ヘッズデビッド・バーンは、数年後に「ラスト・エンペラー」で坂本龍一と一緒にアカデミー作曲賞を受賞します。

デヴィッド・バーン、凄い人ですねえ。なにせ、アル・ヤンコビックにパロられてましたからねえ(それはどうでもいいか)。2002年にはロックの殿堂入りですよ。

赤福さんにはの「メタリカ 真実の瞬間」を推薦しておきましょう。一昨年公開の映画で、もうDVDが出ています。内情暴露系の内容には、ちょっとゲンナリしますが、ミュージシャンの葛藤を知る上で面白いかもしれません。

マニアックなところでは、ジャン・リュック・ゴダール監督ローリング・ストーンズの録音風景を撮影した映画「ONE PLUS ONE」(1970年頃?)があり、一部では傑作との評価もありますが、正直、ミック・ジャガーのビック・マウスをもってしても観ているうちに間違いなく寝てしまいます。たぶんDVDも出ていないでしょう(調べる気もなし)。

(3) トランスフォーマー

どうも、電気関係をやっている職業柄、トランスフォーマーと聞くと変圧器を思い浮かべてしまいますねえ。で、昨年の映画「トランスフォーマー」ですが、予告編ではダーク&シリアスな雰囲気だったので、そのノリで本編を観ると、日本のアニメか!?と思うくらいロボットさん大活躍のあっけらかん活劇でしたねえ。ストーリーは「子供だまし」ですが、なにせ、車がロボットに変身するんですから、小さいことを突っ込んではいけません。全然許せますねえーー。

ただ変身CGシーンは「速すぎ」です。走行中の車からロボットへの変身。。。。画面がガチャガチャしてスピード感あふれる、というよりは落ち着かない。

どうやら続編もあるようですので、期待しましょう!


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0.1tonの男

ルネッサンスの「アニー・ハズラム」。
ICONでお声を聞きましたが、年齢を全く感じさせない美声ですね?
声だけでこれだけの存在感を出せるのは、素直に素晴らしいと思ってしまいます。


脱線ネタで書かれた、BAU HAUSのバンドメンバー。
ここに食いついてしまいました。
まったり系のリクエストに対して、フラストレーションが溜まって、狂った様にスモーク・オン・ザ・ウォーター演奏ですか?
でも、スモーク・オン・ザ・ウォーターも「まったり」とまでは行きませんが、狂った様に弾くにしては不向きな、充分に円熟したナンバーですよね。
ずばり、選曲が間違えているでしょう!
(ちびまる子ちゃんの丸尾くんの口調で)
こんな時は、やはり同じパープルでも「バーン」や「ハイウェイ・スター」で狂った様に弾きまくって頂きたいものです。
by 0.1tonの男 (2008-02-11 00:10) 

COZY

おひさしぶりです。COZYです。
音楽ネタ楽しみにしてます。(映画もですけど)
今日は幕張にRATM(レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンです。)のライブいってきました。
総合格闘技PRIDEの主題歌の人たちといえばみんなわかると思います。
7,8年ぶりの再結成ツアーなので気合いれていきましたが、オールスタンディングだったので、きつかったですが、なかなか良かったですよ!
ボーカルの名前がザック・デ・ラ・ロッチャです。アフロになって林家ペーぽくなってましたが...
今酔ってますのでとりあえず報告まで。
by COZY (2008-02-11 00:18) 

アッシー映画男

To 0,1トンの男さんへ、 
さすが100kg--じゃなく、0.1トンだけあって骨太ですねえ(なんのこっちゃ)。いただいたコメントから、またネタが広がってしまいそうです。
BAU HAUSのバンド・メンバーですが、正確には「スモーク・オン・ザ・ウオーター」→「ハイウエイ・スター」→「ペイント・ブラック」、と観客無視(?)で暴走しておりました。ワタクシが、さらにリクエストしたツエッペリンの「移民の歌」は割愛(無視?)。BAU HAUS、いい店でしたよーー。私の行った日はテレビ局が取材に来ていました(ライブを撮影)。
そうそう、QUEENのボヘミアン・ラプソディの演奏は、間奏に、真っ暗なステージの中、メンバーが懐中電灯で顔を下から照らす演出がしみじみナイスでした。

あと、アニー・ハズラムですが、そうなんです。本物のキラキラ輝くクリスタル・ボイスです。最高ですよね。彼女の歌声が響いたとたんに「おおっ!」と場の雰囲気が変わりますものね。もちろん、歌が上手い!!

でも、私は知っている。ルネッサンス解散後(?)に出したアニーのソロ・アルバムが、「すっとこどっこいの中途半端なポップス・アルバム」だったことを。プログレを期待してませんでしたが、正直、聴いたらひっくり返る駄作です(念のため、この文章を書くにあたりCD再聴しましたが、やっぱり、ひっくり返りました)。
ASIAといい、後期YESといい、彼らはなぜ「産業ロック」系に走るのか??たしかにキング・クリムゾンの「ストイックさ」も困ったものですがね。プログレ好きはドリーム・シアターを聴くしかないのか??
by アッシー映画男 (2008-02-11 11:13) 

アッシー映画男

To COZYさんへ、
書き込み、ありがとうございます!うわー、また、とめどもなく広がりそうなネタですねえ、RATM。幕張メッセで7年ぶりかーーー。楽しめましたか?アメリカの国旗はひっくり返ってぶら下がってましたか??
あと、ギターのトム・モレロさんは元気でしたかね?ハーバード大学首席卒業という、ボストンやトミー・リー・ジョーンズ、菊川怜も真っ青の学歴でしたねえ。(ちなみに、ボーカルの名前は難しくて覚えられません)。

RATMの強烈政治メッセージ色に太刀打ちできるのは、もはや泉谷しげる、か、岡林信康、あるいは受け狙いで、なぎら健壱くらいでしょうか(って、いつの話だよ!?)
私が来日したら是非行きたいのは、バッレリ、こと「バッド・レリジョン」です、彼らまだ活動しているんでしたっけ?ラモーンズは行きませんよ(歌下手だしね)。

話は戻りますが、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンを日本では「レイジ」と略することが多いですが、レイジといったら松本零次--じゃなく、ドイツのへヴィメタバンドの「RAGE」の事ですよねえ。ということで、RAGEがチェコ・フィルと共演したアルバム(96年)を引っ張り出して、只今、聴いております。ギターに嫌なエフェクトがかかっているのと、へヴィメタルとは思えないマッタリ感に、かなりイラッと来ています(我慢大会かよ!?)。そういえば、スコーピオンズが、ベルリン・フィルと共演したアルバムも、こんな感じだったなあ。

あと、正しくへヴィメタルを愛する日本人としては、レイジ、と言えば、名古屋出身で結成20年を誇る「OUTRAGE」でしょう!!87年のレコードデビュー時から別格、と言われていましたね。昨年2枚組のライブ(?)出たそうで買うか買わないか迷っています。
(まあ、日本のHR/HMは「別格だらけ」とも言えます。個人的にはANTHEMは別格だと思います。やっぱり清水さんが。)
by アッシー映画男 (2008-02-11 11:34) 

0.1tonの男

ボヘミアン・ラプソディは真っ暗な中、懐中電灯で顔を下から照らす演出。確かにナイスです。
鏡を左右から当てて、分身の様に見せれれば、もはや完璧ですね?

ちなみに「メタリカ 真実の瞬間」の話が出ておりましたので、大した内容ではありませんが、メタリカネタも一つ。

本日発売の週間アスキーという雑誌で、大槻ケンヂの「R40」というコラムが載っており、ゲストの方と「ミュージシャンと環境問題」みたいな話をしているのですが。、ここでメタリカに対して、

「あんな悪い歌をずっと歌ってきて、それなのに今、年をとってきたからって ”ファミリーメタリカ” にチェンジしようとしてるんだよ。数年前から。
それこそライブアースとかにも出てるんだよ!
彼らは今こそダイエースプレーを持って、ハーレーでボンボコ黒い煙出しながらやるべきなのに!
それで売れて巨万の富を得たんだから全うすべき!今さらいい人になって死ぬときは天国に行きたいなんて甘い!」

などと書かれており、何気に納得してしまいました。
by 0.1tonの男 (2008-02-12 23:34) 

アッシー映画男

To 0.1トンの男さん、
わはは、ボヘミアン・ラプソディの分身映像は、さすがにステージで再現は難しいでしょう。やったとしたら凄いでしょうけどねえ。

メタリカのネタもありがとうございます。大槻ケンヂさんらしいコメントはナイス!ですね。
そうなんです、メタリカ、今はいい人たちですよ~~。どうして70年、80年代のロックのビック・ネームは、まるで過去を悔いるように、こぞって「自分は改心した、薬も止めた」と強調するのでしょうね?グループだと「メンバーは仲良しだ。お互いに悪意は全くない」なんてねえ。

オジー・オズボーンなんて更生した「パパ」っぷりにガッカリですよね。
脱退したメンバーを口汚く罵っていたメガデスのデイブ・ムスティンでさえ毒舌を控え「和を重んじる」人格者ですぜ。おいおい。
リッチー・ブラックモアは時代錯誤の中世オタクで論外として、こうなったらアクセル・ローズに期待するしかないというさびしい状況です。

地味なネタですが、かつてLAメタルを支えたドッケンの、ドン・ドッケン。いまだ世界は自分を中心に回っているかのような反コペルニクス的発言がうれしいです。関係者の迷惑を顧みず、気分のままにアルバムを作り始めて、途中でやめちゃったり、と、ヤツはロックしてますねえ。
「絶対にジョージ・リンチとは仲直りしないぞ」という決意が感じられますよね。
by アッシー映画男 (2008-02-13 23:43) 

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