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音楽 新しいIPod NANOで音楽聴きまくる宣言! [音楽]

先週は、仕事でドツボでした。徹夜をはさみ、4日間に埼玉県、山口県、岡山県と出張。なにせ打合資料は、前日深夜に作る、絵に描いたような「自転車操業」(ドロナワ?)。アドレナリンは普段の2倍は出ていたでしょう(おおげさ?)。ふ~、疲れた・・・と、忙しぶってますが、意外にこんなバタバタ生活が性に合っている私。マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ・・・・とほほのほ。

明日AMは、新入社員に対し、高いところからエラそーに講義しますが、入社して1週間の皆様、きっと眠いのだろうな、かわいそう・・・・いや、そうはさせねえ、質問してやるぜ(意地悪?)。

さて、出張移動中、音楽を聴きまくるワタクシは機動性を求めiPodをNANOに買い変えました。軽いっ!小さいっ!これで容量16Gとは・・・テクノロジーの進歩を感じます。

で、問題は、iPodに、どんな曲をインポート(録音)しておくか?です。選曲を間違えると、出張中の気分がどんよりしてしまう。時々の気分で、聴くジャンルを変えたいので、クラシック、ロック、パンク、へヴィメタル、ジャズ、R&B、フォーク、J-POP、歌謡曲、あらゆる分野を、まんべんなく入れておきたいのです。

ということで、ざくっとアルバム20枚を選んでインポート。そのうち、出張中に元気をくれたアルバムはどれか!?という極私的なご紹介記事です。

トラビス.jpg

まずはトラビスの「シングルス」(ベスト盤)。トラビスは、1997年結成のUKロック・バンドです。UKらしからぬ(?)ロウ・テンション(=緩さ)が持ち味。良いメロディもありますが、基本、ひなびたビートルズ、元気のないオアシス、みたいな突き抜けない微妙さに、ホホを緩めるワタクシはマニアックでしょうか?ちなみに、iTuneの自動ジャンル分類機能によれば、案の定、ロックではなく、オルタナ、でした(あまり好きな言葉ではないが)。否定的に書いてしまいましたが、新幹線でボンヤリ聴くならトラビスですよ~。

風コンプリートベスト.jpg

次、懐かし日本の良きフォーク、風「コンプリート・ベスト」です。日本屈指の作詞家(と私が思う)伊勢正三さん(今や釣り名人・・・とほほ)の1970年代のユニット。当時、洋楽ロックリスナーからは「女々しい」と酷評でした(というか相手にされず)。でもね、洋楽ロックの歌詞って、実はそれほど男らしくないのですよ、っていうか、欧米人のほうが未練たらたらで支離滅裂だったりしてね。

それに比べると、「風」は素晴らしい。歌詞に一貫性というかドラマがきっちり存在しています。抒情的ながら情景がリアルで、そこから普遍的「愛」が感じられます(ここが賛否両論ともいえるが)。と褒めておいていうものなんですが、「君と歩いた青春」の歌詞は、あまりに女々しすぎるなあ・・・

ゲルギエフ.jpg

クラシックは、岡山のホテルで聴いたブラームスの弦楽六重奏曲、弦楽五重奏曲がしみじみ良かったものの、移動の電車で気分高揚させてくれたゲルギエフ指揮ウイーン・フィル「チャイコフスキー交響曲5番」(2004年録音)を評価したい。この演奏は凄い!

さすがロシア人の指揮する、ロシアの名曲。第二楽章のメロウなフレーズすら、アグレッシブでドキドキ刺激的です(カラヤンにはない解釈ですね)。もちろん、終楽章は怒涛の波状攻撃でガンガンときます!ライブ録音ならではの勢いある名演。昨今、こしゃくな解釈でリスナーを困惑させるチャイコ録音(たとえばインマゼール指揮)があらわれるなか出色の「王道系」といえましょう。

ゲルギエフさんの実演を、数年前、拝見しました。バレエ「ロミオとジュリエット」(マリインスキー歌劇場管弦楽団)の指揮でしたが、すっかりファンになりました。世界屈指のオケ相手に常に自分を打ち出せる力量とリーダーシップ+職人技は見事の一言に尽きます。(ムーティに見習ってほしいものだな、プンプン)

ウルトラビートダウン.jpg

で、最後のアルバム・・・出た、へヴィメタだ!超速(兆速?)ギタープレーの凄さが、驚きを超え笑いすら誘ってしまい「ピロピロ系」と揶揄されるスラッシュ&メロディアス・メタルの若き雄、ドラゴンフォース「ウルトラ・ビートダウン」です。元気になる、というより、頭の中がスチャラカになる!結果、ささいな悩みがどうでもよくなる!快感です!病みつきです!

ちなみに聴いてガクッとなった楽曲はセックス・ピストルズ。パンク元祖ゆえ、思い入れは深いし、昔は好きだったワタクシですが、今回は「良いなあ」とちょっと言えず。パンク・パイオニア(開拓者)としての偉業は認めるものの、素直に食いつけませんでした。 そういえば、ラモーンズもダメでしたね(そっちは歌が下手だからか?)

さて、今週は、千葉、茨城、岡山、三重、と出張です。ふううう~。

今度は、iPodで何を聴きまくろうかな~~。ワクワク・・・・・って、そこが楽しみかよ!?

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コッスン

埼玉、山口、岡山、広範囲ですねー。
お疲れ様です。
今週も曲が聞きまくれますね。
私はほとんど聞きません。サントラしか持ってないです。
一番好きな映画のトゥルーロマンスのサントラはよく聞いてます。
by コッスン (2009-04-05 16:22) 

ふくずみ

こんにちは。
トラビスを、ひなびたビートルズ、元気のないオアシス、とはさすがです。読んで大笑いしてしまいました。
どうして元気がないの?っていいたいけど、「それは禁句」みたいな空気がありますよね。
なんだか久しぶりに聴きたくなりました。

ドラゴンフォースは、スラッシュ系ではないのでは?
ベタベタ演歌っぽいメロディアスメタルですもん(笑)
「速い」と評価されてますが、あんまりそう感じないのも分かるような?
インペリテリの新譜は聴かれましたか?
by ふくずみ (2009-04-07 22:45) 

アッシー映画男

To コッスン様
マニアックネタに食いついていただき、ありがとうございます!
ちと出張が続いていまして返信遅れすいません!!
by アッシー映画男 (2009-04-16 00:40) 

アッシー映画男

To ふくずみ様、コメントありがとうございます。返信遅れスイマセン。
どんな切り返しをしてやろうかと考えこんでいました(ウソ)。

トラビスに食いついていただき、うれしいなあ。
そうなんですよねえ、「こいつら、二日酔いでレコーディングしたのか?」と言いたくなりますよね?
まあ、ワタクシはコールドプレイにも同じ違和感を感じるので、トラビスだけを責めるのは酷でしょうけど・・・・

ドラゴンフォースをスラッシュ系と書いたのは、ワタクシのミスですね。謹んでお詫び申し上げます。アンスラックスのファンの方、スイマセン(って、どんどんマニアックだろ)。
ドラゴンフォースは、演奏(特にギター)は速弾きでも、歌メロはゆったりしているのも多いですよね。だから、バックでガチャガチャやっているけど、意外に歌は聴けるという。
でも、いまどき、これだけギターソロを臆面なくフユチャーしてくるバンドって、それだけでもうれしくありませんか?

最後にインペリテリの新譜ですが、なかなか人気じゃないですか!?
実はまだ買っていません。
最後に買ったCDは、G・ボネットがヴォーカルをとった「システムX」で、これは大好きなんですが、その後の作品の、スカしっぷりに買う勇気が湧かないのですよね。
インペリテリの新作は、原点回帰のピュア・メタル(?)を謳っているようなので、そろそろ購入してみようかな・・・と。

では超マニアな書き込み、またお待ちしております!
by アッシー映画男 (2009-04-19 09:21) 

再販赤福

ご無沙汰しております。
「くっすん」改め、「再販」として再起をかけるべくこの書き込みというリングに戻ってまいりました。
いやぁいきなりnanoに入れる曲ののっけにtravisですかぁ~。偶然自分もこの間、このアルバムをi-podに入れたところなので、あまりのジャストインタイムにびっくりしました。余計な事考えずに耳に入れる心地よい音という意味ではこのアルバムは評価できるかと。私事ですが、最近見つけためっけものは「special others」日本のjamバンドですが・・・演奏がほんとに凄い!うまい!渋い!メンバーの歳は知りませんが良くこんなカッコエ~音楽を作れるもんだと関心させられました。
この間発売された「PB」という名の初回盤についていたDVDのライブ映像は凄い!の一言でした。(久しぶりにライブが見たいと思わせるバンドでした)個人的には2ndアルバムの「QUEST」がお勧めです。
そんな自己満足な関心ネタを書き込みしながら、ふと思うことは自分の好きなアーティストはいったいどんな音楽を聞き、どんな人生をすごしてきたらこんな曲が書けるのかといつも疑問に思いつつ、ついつい探究心が芽生え深入りしてしまうんですよね・・・音楽万歳!!
この間もフジロックのDVDを見ながら忌野清志郎の元気な姿と、JR湯沢駅から会場までの移動風景をラフィータフィーの「田舎に行こう」をBGMに映し出される風景につい涙してしまいました。久方ぶりの書き込みが、全く脈絡の無い話で申し訳ありません。頭を整理して出直します。
最後に、仕事柄各地へ行かれるアッシーさんへ関越自動車道の群馬県に入ったあたりかと思いますが・・夜間まわりは真っ暗なのにいきなりその黒い空間に「群馬のお米”ゴロぴかり”」なる看板が現れます!そのネオンの神々しい事!?まさにドリフの雷様が現れたかのごとく煌いております。機会があれば是非ご賞味ください。本命の魚沼産”こしひかり”とどっちが美味か個人的には興味深々です。
by 再販赤福 (2009-06-08 23:14) 

アッシー映画男

To 再販赤福様、ついに恐れていたマニアック・デビル・ベロチョンパ、の赤福様のご降臨ですな~。
いやあ、パワーを蓄積(芸能界的な表現だと「充電」)していただけあって、切れ味抜群、名刀正宗なコメントですなあ~~。

まずは、群馬のお米、ゴロぴかり。文字通り、なんともゴロあわせがよろしいネーミング。しかしながら雷をイメージしたのか、おなかがゆるくなってゴロっときたのかが不明。・・・おっと、つまらないBOKEで失礼、ワタクシも出直したほうが良いかな??

んで、冒頭のお話ですが、いやは~、トラビス、緩いですよね~。
これを聴く人間は、ワタクシを含め、都内に10人かと思っていました。
元気のなさではぬきんでていますものねえ。
これに対抗するゆるさ、といったら「ベル・アンド・セバスチャン」くらいしかないでしょう・・・・スイマセン。オルタナをなめきっております。

SPECIAL OTHERS、ですか~。初耳のバンドです。
しかし・・・・バンド名がいかにも売れない感じですねえ。やっぱ、OUTRAGE、くらいドカーンとエネルギーを前面に出してくれないとねえ・・・・

まあ、そんなこんなで、今後ともひとつよろしくお願いします。ふふふのふ。
by アッシー映画男 (2009-06-09 00:12) 

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