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2015年、あけましておめでとうございます。いまさらの2014年映画総括(俳優編) [映画]

2015年、あけましておめでとうございます
新年のあいさつにかこつけ、どどーんと約4か月ぶりの記事更新です。まずは年賀状を貼り付けます。ひつじ年であろうと、辰年であろうと、我が家の年賀状の主役は、飼い猫「もこ」と決まっております。別にプリンターのCMの桐谷美玲さんをマネしたわけではありません!(きっぱり)。桐谷さんもかわいいけど、ワタクシは北川景子さんファンなのです、と、どうでもいい説明でしたね。
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さて、この歳になると「新年の抱負」など特になく、いつの間にか1年が終わり、新しい1年がはじまるなあ、程度の、アパシーな反応しか持ちえないのです。いまさら、今年の目標でもないしぃ。強いて目標と言えば、通勤電車の沿線(都営浅草線)のどこかに「いきつけの酒場」を見つけたい、ですかね。今年は河岸をかえ、人形町、蔵前、浅草あたりを徘徊しようと思っちょります。はい。

・・・と、こんなダラけた話では、4か月ぶりに映画ブログ更新した意味がありません。さ、映画について書くぞお。

書きたい映画ネタはそれなりにあるものの記事にしづらいなあ。2014年に観た映画の感想だと、第一声は「ニコール・キッドマンが、グレース・ケリーを演じるとはどうゆうこっちゃあ!」と怒り先行になります。ナオミ・ワッツさんがダイアナ妃を演じるのもアリだし、メリル・ストリープさんがサッチャー首相を演じるのもアリ、高倉健さんが、デューク東郷(ゴルゴ13)を演じるのも許します。

しかし!目黒祐樹のルパン3世はありえんだろっ!え?それを言うなら小栗旬だろうって?うーん、小栗さんのルパンも、どうかと思うがなあ。黒木メイサさんの藤峰子、じゃなく、峰藤子は良いんじゃない?って、あれえ?話がどっかでずれましたね。

仕切り直しであります。本日のテーマを決めました。2014年に観た映画のなかから極私的偏見で選ぶ「男優賞」「女優賞」といたしましょう。

最初に「女優賞」のほう行きましょう。受賞者は、若手ながら大御所感が漂う有名女優であります。

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出演作品は「her 世界でひとつの彼女」。いやあ、素晴らしい映画でした。なんと切ない恋愛映画なんでしょうか。ワタクシ、泣きました、というか、号泣しました。離婚したさえない中年男を演じたホアキン・フェニックスさん。心優しい友人を演じたエイミー・アダムスさん。このお二人の演技がアカデミー賞級の名演なんです。しかし、ワタクシはあえてエイミーさんではない出演者に「女優賞」を差し上げたい。そうです、映画を観た方ならお分かりでしょう、

主人公の別れた妻(いやな女!)を演じたルーニー・マーラさんです!

・・・じゃなくってぇ、(話が面倒くさくなるので、もうこうゆうボケはやめましょうね)、女優賞は、

スカーレット・ヨハンソンちゃんであります!

なぜ、「さん」づけでなく「ちゃん」づけか、この際どうでも良いでしょう。本作でスカーレットちゃんの役どころは、タイトルロールの「彼女」。ただし人間ではなく高度な人口知能、実体のない「電子恋人」なんですね。PC画面の二次元恋人でもなく、まさに「声」だけの存在です。その声が、実に良いのだ。少しかすれた、それでいて甘い声質と、遠慮がちにためらう語り口と「間」が、見事としか言いようがないのです。

彼女はスクリーンに一度も登場しませんけど、声だけで存在感ばりばり。超絶の会話演技と申せましょう。アカデミー賞を受賞した脚本の勝利、とも言えますが、とにかくスカーレット・ヨハンソンちゃんには堂々の「女優賞」を差し上げたいっ!パチパチ。

次。「男優賞」であります。

おじさんアクションスターのお祭り映画「エクスペンダブルズ3」から、この方を選出いたしました。

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男優賞はこの方、アントニオ・バンデラスさん、で決まり、であります。どーん!

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傭兵部隊エクスペンダブルズ。なみいる猛者たちの暑苦しさを緩和するスパイス的な役どころですが、ははは、バンデラスさん、最高ですね。監督の指示か、ご自分で考えたか分かりませんが、「ちゃらい感じ」は絶品です。良いヤツだけど、ちょっとオツムが弱くって、のべつまくなし、くだらんおしゃべりを続け仲間をウンザリさせる、アホでんねん、のいい味わい。

今どきありえないオーバーアクションで、観客をきちんとイライラさせる、さすがは名優ですな。「オーシャンズ13」でのマット・デイモンも似た役どころでしたけど、バンデラスさんのハイパーな小芝居には到底及びません。

それにしても、なぜバンデラスさんともあろう方が、こんなオマケみたいな役で出てるのか!?

むしろ、ウェズリー・スナイプスがこの役をすべきではないのか!?(ファンの方、すいません)

どうせなら、悪役を演じたメル・ギブソンを、この役に当てたら面白かったのではないか!?

と、無駄なツッコミを誘発するバンデラスさんの名演(迷演)でございました。堂々の「男優賞」受賞、おめでとうございますぅ。パチパチ!!!

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ここまで書いたところで、これじゃあバンデラスさん、まるでコメディ俳優じゃん、と、ワタクシの内なる声が響きました。そうなると、ワタクシがお奨めするバンデラスさん主演作品をご紹介せざるをえませんな。公開されたのは数年前、2010年のスペイン映画。名匠ペドロ・アルモドバル監督による「私が、生きる肌」です。

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エクスペンダブルズ3、のおちゃらけ芝居など、ツユほども見当たりません。強烈なシリアスドラマでございます。バンデラスさんは主人公の、天才整形外科医を演じています。あまりにも天才なので、勢いあまって変態方向に走っております。この整形外科医ですが、妻は間男と駆け落ちしその後、自動車事故で瀕死状態に。レイプ(未遂)された娘は精神を病んで挙句、その娘にレイプ犯と間違えられ面会謝絶・・・と、不幸の超テンコ盛りなので、変態さんになるのも仕方ないか・・・。

観終わったあと頭クラクラとなる、毒の強い映画ですけど、バンデラスさん好きな方、および変態な方には、必見であります。

こんな雑なまとめで、2015年もよろしくお願いいたします。チャオー。


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