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映画「スター・ウォーズ フォースの覚醒」 家の者の放った一言が腑に落ちた件。 [映画]

こうゆうジャンルが好きか、といえばビミョーですが、2015~16年のトピックスとして、この映画は絶対にはずせません!そうです、

ショーン・ペン主演最新作「The Gunman」(ザ・ガンマン)!

・・・・すいません。無駄なボケに、数行を費やしました。

そうではなくスター・ウォーズ最新作「フォースの覚醒」でございます。ほお、「覚醒」なんぞと難しい単語を使っちゃって、このぉ!と、そこをツッコんでもしょうがない。仮に、AWAKENを、目覚め、と訳すと「フォースの目覚め」。これじゃあ、美少年の萌え映画か、ラウラ・アントネッリ主演「青い体験」みたいで、どうも迫力が出ませんナ。とはいえ、覚醒と言われると、田代まさし主演「パウダー・ウォーズ 白い粉からの覚醒」とか・・・あれ、私はいったい何の話をしているのだ。そろそろ、本題にいってみましょう。

フォース3.jpg

さて、

申し訳ないですが、昔話から始めます。スター・ウォーズ・シリーズの記念すべき第1作は、なんと1977年の公開です。いやはや39年前ですよ。ワタクシ、中学3年のとき、当時住んでいた地元(札幌)の映画館で拝見しました。あのときの感動はよ~く覚えております。正確には、感動、というより、世界観やスケール感に「仰天した」というべきでしょう。話がデッカイ、宇宙船がデッカイ。そして、ハン・ソロやオビ・ワン・ケノビ、ダース・ベイダーをはじめキャラが立ってましたものね。(レイア姫と、ルークがイマイチいけてない、恨みはあったが・・・)

その後、シリーズ全作をリアルタイム(劇場公開時)に観てきたワタクシ。回を重ねると、悲しいかな、どーしても批判気分が頭をもたげます。(失礼ながら、現時点で年齢40代前半までの映画ファンは、スターウオーズの後追い世代ですから、ワレワレより無批判に作品にハマっているように感じる)

とくにダースベイダーの出自を描いた、シリーズ4、5、6、に至っては、話をややこしくしすぎて茶番っぽくなってくる。痛恨の極みは、5&6でアナキンを演じたヘイデン・クリステンセン。その大根役者っぷりには、怒りで拳が固くなったもんです。

・・・と、まあ、いろいろ感慨深いスター・ウォーズ・シリーズでございますが、本作「フォースの目覚め」・・・じゃなく、「フォースの覚醒」はどうなっているのか。

まず、ストーリーです。昨今のハリウッド定番「前作から間が空いた続編」にありがちな「先祖がえりパターン」でございます。よーするに骨子は1977年の第1作とほぼ同様。そこに、新キャラと、旧キャラをうまく配合し、オールドファンも、初めての観客も食いつけるようにする。このあたりの手練手管はさすがあ!ですね。「攻殻機動隊」も見習ってほしいもんです。

旧キャラ(という言い方も失礼だが)では、ハン・ソロ、レイア、あげくにルーク・スカイウィーカーさえオリジナル俳優が演じており嬉しかった。そうです、世間が何を言おうと、これで良いのだ。酒井法子さんには「ちいにいちゃん」と言ってほしいし、西田敏行さんと杉田かおるさんは「池中源太、最終章」で共演してほしいし、水前寺清子さんと石坂浩二さんは「ありがとう、ザ・ファイナル」で新たな火花を散らしてほしい。

フォース2.jpg

余計な話が長くてすいませんが、感想をつきつめると以下2点です。

その一。新たなメインキャラ、レイが魅力的。つうか、レイを演じるデイジー・リドリーさんが、めちゃチャーミングで、この点だけでも作品大成功でしょう。ちなみに、宣伝インタビューで髪をおろしたデイジーさんは、小島瑠璃子さんに激似です。ちょっと「しゃくれて」おります。

フォース5.jpg

その二。これは、一緒に映画をみた家の者の言葉です。いわく、

ハイテクなんだか、ローテクなんだか、わかんないね

そう、そこがスターウォーズの良さなんだ、と改めて実感。「光速飛行できる技術があるなら、ハイテクウエポンでもっと効率よく攻められないの」とか「なんだかんだで、最後はチャンバラかあ」とも言いたくもなる、その味わいが良い。欧米ファンタジー系映画って、往々にして中世の騎士テイストが入るわけですが、エピソード4、5、6で薄れかけたそのフレーバーを、本作が復活させてくれたのは朗報ではないか。

また、映像については、CGに莫大な金をつぎ込んでいるものの、あえて「やり過ぎない」節度が人間味を醸し出して好感が持てます。現在の映像技術に不可能はない、くらい進歩しているのに、そこをセーブする見識。これみよがしの箇所でなく、たぶん観客が思いもよらない細部にドバッと金をかけている(であろう)。

これぞ能ある鷹は爪隠す。能ない鷹は爪もない。ハイテクだかローテクだか、のツッコミは的を射てる。ハイだとかローじゃなく、ものづくりのツボは常に「バランス感覚」なんですね。

フォース4.jpg

さあ、いよいよ次回取り上げる映画は、どーん!

ショーン・ペン主演最新作「The Gunman」

・・・・そのハナシはもうええわ、と自分に突っ込んだところで今日はお終い。


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