SSブログ

映画「僕のピアノコンチェルト」を大推薦! [映画]

TO しなこさん

ブログへの書き込み、どうもありがとうございますぅ。映画「マイティ・ハート」はワタクシのコメントが辛すぎたのか、数名の方から「観るのやめた」との切ないコメントをいただきました、映画製作者の方に申し訳ないことをいたしました(少々反省です)。

さて、お奨め映画は何?とのご質問がありましたが、偉そうに言えるワタクシではありませんが、あえて一本ご紹介しますね。公開中の映画で、ワタクシの一押しは、銀座テアトルシネマで公開中「僕のピアノコンチェルト」です!

ハッキリ言って明日にでも(会社を休んでも)映画館に直行し本作を観てください、損したとは絶対に思わせません!映画と音楽を愛せる方なら、この作品に必ず感じるものがあるはずです

映画の内容を知らない方のために、ストーリーを書こうとしたのですが、自分では上手くかけず某サイトからコピーして申し訳ありませんが以下であります。

<ストーリー>

驚異的なほどに高い知能指数を持ち、ピアノの才能も天才的。“こうなったらいいのに”と思い描く夢を全て叶える能力をもつヴィトス少年(テオ・ゲオルギュー)は、類まれなその頭脳で次々に問題を解決し、家族を幸せにしていく。その一方で、頭は天才だが心は少年のままの彼が、自分自身でいられるのは大好きなおじいさんと一緒に過ごす時間だけ。その静かで優しさに満ちた時間が、少年に“人生は一人で演奏するソロではなく、様々なパートの音と響きあいながら奏でるコンチェルト(協奏曲)のようなものだと教えてくれる。(以上、某映画サイトからのコピーです)

この手の映画に分析じみたコメントは野暮というものですが、良い点は、まず「脚本」です。周囲の無理解の中で葛藤する天才少年、というテーマは一歩間違うと重く悲惨な空気になりますが、本作の語り口はユーモアたっぷり、じわーっと感動が広がります。本当に良く出来ていますよー。

(念のために申し添えますが、本作は、「クラシック音楽」映画ではありません。「家族愛」「人間愛」がテーマですので、クラシックを知らない方でも全く問題なく楽しめますよ)

出演者も見事です。主人公のテオ・ゲオルギュー君はいい味を出していますが、やっぱり、おじいさん役のブルーノ・ガンツが素晴らしい。主人公ヴィトスの気持ちを理解し含蓄のあるアドバイスをするおじいさん役にピッタリ。ヴィム・ヴェンダース監督「ベルリン 天使の歌」の主演(天使役)のほか、昨年はヒトラーも演じたドイツの名優ですが、この驚異的な演技の前にはどんなコメントも無意味でしょう。

それと、見所は、主人公の12歳のヴィトス少年のピアノ演奏です。主人公を演じるテオ・ゲオルギューは本物の神童ピアニストで、映画での演奏も吹き替えなしで本人が弾いてます。バッハのゴルトベルグ変奏曲、シューマンのピアノ協奏曲(ワタクシが大好きな曲なんです)などを楽々と弾きこなす姿はまさに圧巻です。ラストのシューマンのコンチェルトは本当に感動しました。

ちなみに、テオ君、映画のプロモーションもかね数ヶ月前に来日し、紀尾井ホールで演奏会を開いたんです、ワタクシ聴きに行きましたが、ベートーヴェンのピアノ協奏曲4番を見事に弾きこなしていました。タッチが均一で正確、本当にすごかったなあ。パチパチ。(映画の中では「可愛い男の子」ですが、今年の実演時は既に「青年」になっていました)

いずれにしても、この作品、観て損のない、いや、本年の必見作品、といえましょう。銀座テアトルシネマでは、あと2週間は上映していると思いますので、是非、劇場へ足を運んでみて下さいね。ではでは!!

 


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。