音楽 グラミー賞にあのお方が?そしてマーチン・スコセッシが!? [音楽]
映画ネタが続いたので今日は「音楽ネタ」です。0.1tonの男さん、くっすん赤福さん、COZYさん、が思いっきり食いつきそうですね。
【その1】ああっ、グラミー賞にあのお方が!!
2月10日にグラミー賞が発表されましたが、皆様、チェックしてますかー。レコード・オブ・ザ・イヤーをはじめ5部門を制したのは、20代とは思えないガラガラ声(と容姿)のイギリス人エイミー・ワインハウス嬢。出張の機内でデビュー曲を聴いた数年前「すげー」とビックリしましたが、その後、ごった煮音楽(ミクスチャーと言っておきましょう)と、歌舞伎ばりの厚化粧へと進化(?)し、二度びっくり(+ちょっと引き気味)。
音楽的素養が抜群なのは認めますが、昨年の曲はアルコール依存症の自虐ネタ---ワタクシはこれで完全に引いてしまいました。今回、ビザが許可されずグラミー授賞式に出席できなかった件は、5年後に勲章になっているか、はたまた、そのころには素行不良で業界から消えているのか?意地悪な興味もありますね。まずは、おめでとうございます。
「男性ポップ・ボーカル部門」は常連ジャスティン・ティンバーレークさん。実は彼の音楽、ほとんど聴いたことが無く、キャメロン・ディアスの元カレだったとしか書けないんですが、2月6日ブログ記事のとおり映画「FRAT 戦慄の武装警察」に主演してます(やっぱり映画ネタかよ!?)。昨年はサミュエル・L・ジャクソンがクリスチーナ・リッチに鎖をつけ教育的監禁飼育する、ちょい変態映画「ブラック・スネーク・モーン」にも出演してました(なぜ、この映画に出る?)。まあ、カッコ良いので許す--そんなまとめでスイマセン。
70~90年代の音楽好きのワタクシは、グラミー賞受賞者にベテランの名前を見つけてうれしかったです。以下にちょっとご紹介。
アーチストが最も欲しがる「最優秀アルバム部門」はハービー・ハンコックさんがゲット!ノラ・ジョーンズやコリーヌ・ベイリー・レイとのコラボ曲が抜群で、これは納得の受賞といえますね!
「ロックソロ部門」をはじめ3部門にブルース・スプリングスティーンさんのお名前が!!あーー、嬉しくてスチャラカしちゃいます。
「ハードロックアルバム部門」はフー・ファイターズ。解散後のニルヴァーナから始まり、いまや、アメリカンハードロックのマンネリ---じゃなく「王道」となった彼ら。グラミー賞とるほどかあ?という微妙な疑問はありますが。。。
そして「ポップ・コラボレーション部門」は、おおっっっーーー、ロバート・プラント&アリソン・クラウスです!12月9日のワタクシのブログ記事で、かなりネガティブに紹介しちゃったお二人ですが、グラミー賞とりましたか。レッド・ツエッペリン時代のプラントをこよなく愛する人には微妙~な空気ですが、おめでとうございました!!
【その2】ローリングストーンズを名匠マーチン・スコセッシが映画に!
2月7日に開幕した第58回ベルリン国際映画祭(世界3大映画祭のひとつ)のオープニング作品は『シャイン・ア・ライト (原題)』でした。
ローリング・ストーンズの熱狂的ファンであるアカデミー賞監督マーチン・スコセッシが、06年の彼らのニューヨーク・コンサートを映画化したもの。もちろん未見ですがコンサート映像だけでなく、舞台裏も描かれているそうで期待が高まりますねー。
スコセッシ御大といえば「ラスト・ワルツ」で、ザ・バンドの解散コンサートを感動的に描き(1月4日のブログ記事参照)、音楽映画の腕が一流なのは証明済み。
映画祭開幕には、スコセッシ監督とローリング・ストーンズの4人が記者会見とセレモニーに登場し、異常な盛り上がりだったそうです。それにしても、ミック・ジャガーさん、64才ですよ。頑張りますねえ。。。。
ワタクシはローリング・ストーンズのコア・ファンではありませんが、スコセッシ監督ときたからには公開初日に行きたい!そんな映画ですね。楽しみ!(例によって、渋谷のミニシアター1館の公開でなければいいが。。。)
【その3】スコーピオンズの「ヴァージン・キラー」のジャケットが!
発売時(76年)、背徳的なジャケットで、当時、中学生のワタクシでさえ「これは無いのでは?」と思ったドイツのロック・バンド、スコーピオンズの名作「ヴァージン・キラー」。今回、紙ジャケットで再発されるにあたり、ジャケット写真が差し替えになったという--興味のない方には、なんのことかもわからないニュースで恐縮です。
米国はレコードジャケット写真に厳しい規制をかけており(やり過ぎの感はあるが)、とうの昔に本作のジャケは差し替えになっていました。下左がオリジナル・ジャケット、下右が差し替え後です。76年当時はまだしも、今どき、ロックだろうと、児童の全裸写真がNGなのは明らかです。
その点、日本の規制はゆるく、信じられないことですが、30年間、オリジナルジャケで本作が売られてきました。一部雑誌に「あの背徳的なジャケットだからこそ」という部分肯定するような意見がありますが、ロックを愛する人間とは思えない問題発言です。こうゆうツマラナイ事でロック文化を白眼視させてはいけないのです。
この件を取り上げたのは、日本の「規制」の在り方を変えるべきと思うからです。伝統行事の裸祭りのポスターで、男性のひげや胸毛を「不快感を与える」と問題視するなら、違う分野にも目を配るべきではないでしょうか?
たとえば、一部のデス・メタル系CDのジャケットには、相も変わらず、狂人が女性を絞め殺したり、人間の内臓を取り出したり、手足を切断したりする残虐イラストが描かれています。「売れればよい」という発想でデザインするセンスも最低ですが、そこに倫理感は無いのでしょうか?成人年齢を18歳に引き下げる議論の前に、メディアの送り手である大人こそ、しっかりすべきではないでしょうか?第一、酷いCDジャケットは買い手の嫌悪感をよび、聴き手を限定し逆効果ではないか?と思います。
---と固い話になりましたが、言論の自由、とはいえ、必然性のない「やり過ぎ」はしっかり規制しなくてはならんと考えます。
次回は、映画ネタ「陰日向に咲く」「アメリカン・ギャングスター」「スウィーニー・トッド」を予定しています。ではまた!!
エイミー・ワインハウス、5部門制覇とは凄いですね?
しかし、ヒット曲となった「リハブ」は、どうしても当方にはサビの部分がズレて歌っている様に聞こえてしまいます。
アクセントのつく部分が16分の裏にくるので、遅れてる様に聞こえるだけなのでしょうが、どうも気持ちよく素直に聞けません・・・。
歌自体は確かに、とても20代とは思えない貫禄があります。
ご本人の経歴を見ると、10代から酒と男、16歳で放校処分、アルコール依存症で昨年8月には夫と共に飲酒・薬物のリハビリ施設に入所、10月にはノルウェーで麻薬所持と密輸疑惑で夫と共に逮捕。
・・・すさまじい経歴の持ち主で、納得です。
ジャスティン・ティンバーレーク・・・
どうも当方は個人的にラップ系が好みでない為か、この方の曲は残念ながら全部同じに聞こえてしまいます。
同じ「ティンバー」ならば、今「Apologize」が売れている「ティンバーランド」の方が好みであり、NE-YOやファーギー、リアーナの様にメロディがある曲の方が更に好きです。
・・・って、私の好みは誰も聞いてない?
スコーピオンズのオリジナルジャケット。
これじゃあ確かに、中学生などでは買う事が出来ませんよね?
クイーンのアルバム「JAZZ」の見開き中ジャケでビビってしまう様な当方には目の毒お気の毒な内容です。
ボズ・スキャッグスの「ミドルマン」ジャケットでも、膝枕している女性の下半身が10代だと思われ、当時は物議を醸し出したそうなのですが、これはそんなレベルじゃありませんね。
by 0.1tonの男 (2008-02-16 17:02)
To 0.1tonの男さん、
エイミー・ワインハウスの「リハブ」、そうなんですねー、言われてみると「ずれてる」感じしますよねえ~、スティーブ・ハウのギターのように---うわ、やっぱりそっちに行くか!エイミーさん、素行も楽曲も歌唱も、ちょっとひねりを利かせすぎですかね。
ジャスティンさんのネタですが、ワタクシもラップ系は苦手ですので、0.1tonの男さんに全面的に賛成です。ティンバーランドは素直な感じで許せます。USAベスト100には何曲も名前が出ますが、やたら、他のアーチストとコラボしていませんかあ?労力半分でおいしい仕事?
「ミドルマン」ジャケの女性の膝事件は、米国規制の厳しさをひしひし感じた事件でしたね。だって、ボスの横顔の下に腿が映っているだけですもん。10代だろうと50代だろうと関係ないし、男の脚だとしても分からない。なんでそこまで問題になったのかなあ。
ちなみにスコーピオンズは紹介したアルバム以外にも、知る限りで2枚はジャケが差し替えになっています。
ワタクシとしては昨年発売されたゲイリー・ムーアのアルバムのジャケには規制必要と思います。なにせ、彼のアップ写真ですよ。どこかのオバちゃんかと思いました。そんなん出すなよ!!
by アッシー映画男 (2008-02-16 18:04)
アッシー映画男様。
エイミー・ワインハウス「リハブ」がスティーブ・ハウのギターの様。
これは正に当方が言いたかった事です。
まるで代わりに書いて頂いたかの様でスッキリしました。
ゲイリー・ムーアの顔ジャケには、規制が必要ですか。
しかし、彼の顔を規制するとなると、やはりクリストファー・クロスや山下達郎も対象になるのでしょうか?
おっと、達郎は既に「Ride On Time」以降ではジャケに顔が殆ど出ていませんね。まさか自主規制でしょうか?
・・・竹内まりや様、申し訳ございません。
by 0.1tonの男 (2008-02-16 23:17)
To 0.1tonの男さんへ、
さっそくのコメントありがとうございます。いやもうスティーブ・ハウときたら。。。体に染みついたプログレ・リズムは消せないってか---そういう問題じゃないよ!
山下達郎さん、顔写真ジャケは当然、自主規制されたのでしょうねえ。
クリストファー・クロスさんは、たしか主要グラミー賞の完全制覇の偉業を成し遂げていませんでしたっけ?メタボな体+あのお顔で、蚊の泣くような声で歌っているのを「見た」ときの衝撃ときたら。。
それと最近の松山千春さんも、顔アップはCDジャケには使用不可でしょう。内容が「ナニワ金融道」ならいいですがね。
by アッシー映画男 (2008-02-17 00:46)
エイミー・ワインハウスすごいですよね♪
「リハブ」私も早速ダウンロードしてi podで
聴きまくってます(≧ω≦。)
しかし、リハビリという過去を自身の曲の歌詞に入れ込むという勇気ある
行動はすごいと思いますが、プライベートでも夫が刑務所に監獄中とか
上半身下着姿のまま街を徘徊するなどゴシップのネタにされているようで、
私もちょっとヒキ気味です( ̄m ̄〃) 歌は良いんですがね。。。
そしてジャスティン・ティンバーレイクは同年代ということもあり、
(げげ~年齢バレちゃう)結構HMVで彼の曲は視聴してました★
(視聴だけで買わないんですがね) Sexy backはヒット曲のひとつで
私はこれしか知らないのですが、なかなかノリの良い曲ですよ。
キャメロンの元彼で有名ですもんね(笑) 最近はジェシカ・ビールと
熱愛中で結婚秒読みと噂されてます@(^ゝω・)@ ジェシカ・ビールも
演技派女優で綺麗な方なんですが、イマイチ代表作がピンと来ない
んですよね~。 私もアッシー映画男さんのような映画通になるべく
色んな映画鑑賞に精を出しちょります! また遊びに来ますね~(つω`*)
by まいまいこ (2008-06-07 11:59)
3年前の記事への書き込みで恐縮です。
エイミー・ワインハウス嬢ですが、残念ながらお亡くなりになりました。
ロンドン北部の自宅に救急車が到着した時には、既に息を引き取った後だった様で、死因は現在のところ不明です。
やはり死に急ぐ様な私生活が、寿命を早めたのでしょうか?
アルコールやドラッグのリハビリを終え、数日前には iTunes フェスティバルで行なわれたギグにゲストで出演し、健在ぶりをアピールしたばかりなのですが・・・
類まれな歌声を持ったシンガーだけに、残念です。
by 0.1tonの男 改め Discus (2011-07-24 11:33)
To Discus様、コメントありがとうございます。
日本ではそれほど話題になっていない(?)ようですが、ワインハウス嬢、お亡くなりになりましたね。
死因はまだ発表されていないようですが、大方の推測は、ドラッグの過剰摂取・・・とのことで、いずれにしてもドラッグが彼女の人生をこんなにしてしまった、ということですね。
ここまでエキセントリックで、やんちゃで、それでも音楽性を高く評価され、アーチストとして一目置かれていたとは、それだけでも素晴らしい事ですね。
まったく残念でなりません。。。。
そういえば、このブログ記事を書いて3年が経っていますね。
記事のなかに「5年後の彼女はどうなっているか?」と私が書いていますが、5年どころか、3年で鬼籍に入るとは・・・人生、いろいろ、であります。
by アッシー映画男 (2011-07-25 22:25)