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音楽 アル・ジャロウ まさにジャンルを超えたスーパー・ヴォーカリスト!! [音楽]

くっすん赤福さんからコメントいただいた天才シンガー、アル・ジャロウのことを書きます!

うふ、ごく一部ながら、アル・ジャロウ人気が盛り上がったようでございますねえ(私が誘導?)。嬉しいですなあ。「本物」に食いついてくださる音楽ファンがいるとは、心強い限りです。

音楽好きを自認する方は、絶対にこの記事は読んで欲しいっすね!

多くの方が「アル・ジャロウって誰?」と疑問に思っていることでしょう。

そんなことも、あるじゃろう、と思い(スイマセン、ダジャレで)、簡単に彼の経歴を紹介しましょう。

アル・ジャロウ1.jpgアル・ジャロウ。1940年生まれ。ジャズ・シンガーとして70年代半ばにデビューしましたが、ほどなく、正統派ジャズの枠を超える、稀有な個性を発揮します。

彼の特徴(特技)は、柔らかくも声量たっぷりの歌声と、その声を「楽器のごとく」変幻自在に駆使するテクニックです。ラップシンガー顔負けの、凄まじい速さで繰り出すマシンガン・スキャット。人間楽器、ともいえる声、声、声の嵐。どんなに熱くなっても、音程をはずさず、正確無比なリズムを誇る様は圧巻です

もちろん、技巧だけではない、暖かさにも満ちた歌声。。。まさに歌うために生まれた男!

今でこそボビー・マクファーリンなどの活躍で「楽器的スキャット」が認知されていますが、1970年代のこと。ジャンルを超えた大活躍をするアルを、邪道、キワモノ、と批判する音楽批評家も当時いたのです。

しかし、偉大なミュージシャンは、音楽性の高さで、最後に周囲を納得させるもの。アル・ジャロウは、リスナーのみならず、プロミュージシャンからも一目置かれる存在となります。名だたるミュージシャンがアルとの共演に燃え、さらなる名ステージ、名アルバムを生み出していきます(ドラムスの神こと、スティーブ・ガッドとの共演は鳥肌ものです)

その結果、彼は偉大な金字塔を打ち立てます。なんと、ジャズ、POPS、R&B(リズム・アンド・ブルース)という3部門で、グラミー賞を受賞したのです。グラミーの歴史で、彼のみが達成した快挙ということからも、凄さはご理解いただけると思います。

日本の人気はいまひとつで残念ですが、アル・ジャロウは、名実とも「ジャンルを超えたスーパー・ヴォーカリスト」に間違いありません。ソウルあり、ブラック・コンテンポラリーあり、ポップスあり、ジャズあり、ファンクあり、R&Bあり。。。。いったいアンタ、何者なんじゃい!と言いたくなる幅の広さです。

音楽好きの方なら、ぜひ、この才能に触れてほしい、と思います。

と、いうことで、まずは、YouTubeでみつけた名ステージをご覧あれ!!(8分ほどありますが、観る価値あり!)

スペインでのライブ映像(1990)=>ここをクリック

どうですか、このステージ。熱唱のアルもすごいけど、ジョー・サンプルのピアノ、そして「神様」ことスティーブ・ガッドのドラム・プレーが最高ですよねえ。「大人のロック」という雰囲気でしょう?次はもっとロックっぽく、MORNIN’の映像です。

MORNIN'のライブ映像=> ここをクリック

 さて、ここからはCDのご紹介です。くっすん赤福さんが、アルのCDをお探しとのことですので。。

アル・ジャロウCD(ジャロウ1976).jpgまず、私の大好きなアルバム、1976年の2nd「GLOW」。彼独特の人間楽器テクも楽しめますが、むしろ、本作の注目は、POPS曲の見事な歌いこなしです

有名曲のカバー、たとえばレオン・ラッセルの「Rainbow in Your Eyes」、エルトン・ジョンの「Your Song」、ジェイムス・テイラーの「Fire and Rain」をやっておられますが---どれもこれも、ツボを刺激してきますねえ。いわゆるPOPS歌手とは違う、ジャージーな彼独自の歌の盛り上げ方をしてくれます。ポップス的カタルシスは弱いともいえますが。。。アルの初期名盤、といえましょう。。

さらに、POPS系の名盤といえば、83年のアルバム「JARREUA(ジャロウ)」でしょう。

そして、やはり、はずせないのは、グラミー賞最優秀POPSヴォーカル・パフォーマンスの受賞アルバム「BREAKIN’ AWAY」ですね。ジャズテイストも盛り込んだPOPSが炸裂、高速スキャットも絶好調、これぞ彼の真骨頂といえましょう。

アル・ジャロウCD(ジャロウ1983).jpgアル・ジャロウCD(ブレイキン1981).jpg

RB(リズム・アンド・ブルース)のアルを味わうなら、92年のアルバム「Heaven and Earth」で決まりでしょう。本作で、グラミー賞最優秀R&Bボーカル・パフォーマンスを受賞したのですから。物足りなさを指摘するコアなファンもいるかもしれませんが、聴きやすい一枚です。彼のソウルスリピッツを知るには恰好のアルバムと思います。

最後は、彼の出発点であるジャズ。77年、78年と、彼はグラミー賞最優秀ジャズ・ボーカル・パフォーマンスを受賞しているので、当時のアルバムも捨てがたいのですが、ワタクシとしては、2004年のアルバム「Accentuate the Positive」を推したい。若くて勢いのあるアルも素敵ですが、このアルバムは、60歳を超え、枯れたしみじみ感すら加わったアルの歌唱が、ジャズのスタンダードにピッタリで、まさに感動の1枚なのであります(ちなみに、彼は、本作でもグラミー賞にノミネートされたが受賞は逃した)。

アル・ジャロウCD(ジャロウ1992).jpgアル・ジャロウCD(ジャロウ2004).jpg

30年間以上の長きに亘り、ジャンルを超えて音楽の感動を与えてくれる、天才ボーカリスト、アル・ジャロウ。私のつたない記事が、彼を知るきっかけになっていただければ幸いです。

皆様も、是非、YouTubeなどで試聴してみてくださいね。

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コメント 17

NAO

こんにちは。
今回は、アルさんの記事アップ早かったですね。

アルさんを知らない人でも、一度彼のアルバムを聴けばファンになってしまう・・・
そういう人が多いですよね。

スペインでのライブ模様は、まさに彼がパーカッションと化したウォーカル技を見せてくれていますよね。凄いすごい。

MORNNINを聴いていて思ったんですが、ボズ・スキャッグスの曲をアルが歌ったら、どんな感じになるんだろう・・・って。

ちょっと肌寒い雨の日に似合いそうなボズの曲に、ボズとは違う温かみのある声のアルさんが歌ったら・・・きっと面白い化学変化が起きそう・・・(笑)

ブラックが好きな(R&BやソウルやJAZZや・・・最近ジャンル分けが複雑でようわかりませんが・・・)私には、やはりアルさんは欠かせない人です。

こんなによい映像(ライブ)、よく見つけられましたね。
You tubeって凄いですよね。何でもあるんですから。

余談ですが、先日、CIO(アメリカ系中国人)がTVに出ていろいろ話しておられましたが、なかなか素晴らしいことを話しておりました。
まだ30代後半とのことで、風貌はホリエモンに似ていましたね。^^;
いつの間にかGoogleに買収されてしまったようですが・・・。(すばやいなあ、Google・・・) 




by NAO (2008-06-23 12:01) 

博多ちわわ

アッシー映画男様、
アル・ジャロウとは、すごいところを攻めてこられましたね。
ここまでアルを語るとは、恐るべし守備範囲の広さですね。
へヴィメタあり、オフコースあり、クラシックあり、アル・ジャロウあり、、、どこまで引き出しをお持ちなのでしょうか?

私は、それほど聴いていませんが、アルのアルバムで大好きなのは、「HEAVEN AND EARTH」です。でも、これをR&Bと決めつけるのは疑問です。
AOR/ブラックコンテンポラリーと言われたときもそうですが、アルのアルバムに対する「分類」はいつもちょっと違和感を感じます。

それはそうと、アッシー映画男様の選んだYouTubeの画像。アルの魅力がいっぱいですね。高速スキャットも最高です、スティーブ・ガッドのドラムスも本当に素晴らしい。

やっぱりアル・ジャロウは、ライブ・ステージが最高ですよね!

それと、コメント欄を借りて申し訳ないですが、NAO様は、音楽関係とか映画関係の方ですか??

by 博多ちわわ (2008-06-23 22:56) 

みその

札幌から、みその、が書き込みさせていただきますっ。

アッシー様。
今朝、アッシー様のブログで、YouTubeのアル・ジャロウを拝見し、完全にツボにはまりました。
黒人さんのモト冬樹?と思いきや、楽器の音と完全に合わせる声(これがスキャットですか?)に、ビックリしてしまいました。
全然、こんなの観たことなくて、ラップとも違うし、攻撃的で熱い空気に、ブルブル震えるくらいでした。

で、今日、会社が終わってから、TOWER RECORD、HMV、玉光堂(うふふ)を巡って、入手しましたよお、アル・ジャロウのCD3枚!
お薦めの、GLOW、買いましたよ!うわ、すごい、エルトン・ジョンの曲のカバー、大好きな「YOUR SONG」。この感激、どういえばいいんでしょう?

その他にもアッシーさんの記事にはないCD買い込みましたので、聴いたら感想を書かせてもらいますね。

アッシー様、こうゆうアル・ジャロウみたいな雰囲気のアーチスト、ほかに誰がいるんですか?AORってこんな感じなんですか?

質問ばかりですいませんが、教えてもらえますか?
by みその (2008-06-23 23:10) 

アッシー映画男

To NAO様、そうですねえ、ボズの曲を、アルが歌うのは全然アリだと思います。むしろピッタリでしょうね。
スキャットを別とすれば、「ソフト伸びやか系」の歌唱では共通するふたりです。ボズの「シルク・ディグリー」を、アルが丸ごとカバーする、という企画も良さそうですねえ。

そうなんですよ、アル・ジャロウさん、2年くらい全然聴いていないと、妙に聴きたくなる夜があるのです。
なにか、心を癒す力があるようですね。不思議なことに、へヴィメタを聴いたあとに、アル・ジャロウを聴いても、全然違和感がないんですよ。
どうしてなんでしょうかねえ?

次回は、最近ワタクシが注目している、女性ボーカルのアルバムをご紹介したいと思っています。お楽しみに!
by アッシー映画男 (2008-06-23 23:59) 

アッシー映画男

To 博多ちわわ様、
おおっ?博多ちわわ様もアル・ジャロウをお聴きになるとは嬉しいです。
本当に、ライブ映像が最高なんですよねえ。
良いネタがあれば教えてくださいね!!
by アッシー映画男 (2008-06-24 00:01) 

アッシー映画男

To みその様、
うひゃっ!さっそくアル・ジャロウのCDを購入とは、よほどツボにはまったのですねえ~。
ガッカリされずに楽しんでいただいて良かったです。残り2枚の感想もぜひお願いします。ワタクシの所有していないCDかもしれませんので、タイトルもつけてコメントしてくださいね。

アル・ジャロウの曲にはいろいろな要素がありますので、分類は難しいですねえ。
似た芸風のアーチストは改めて記事で紹介しますので、お楽しみに!
by アッシー映画男 (2008-06-24 00:06) 

NAO

AORやブラコン・・・
最近はあまり使わない表現になってしまいましたね。
(80年代~90年代に流行った言葉(?)でしょうか・・・)

AORって、和製英語のソレもあるようでアメリカで使われている略ともちと違う場合とかもありますよね。
ま、音楽としての区別はなんとなく同じなんでしょうけど。

アルさんの「HEAVEN AND EARTH」は、どちらかというとその時代で言うとAORよりブラコンの部類に入るのでしょう。
(AORって、ブラコンに対して白人に使われてましたよね。上記に書いたボズなんかはAORでしょうね。ボビー・コールドウェルなんかも。
やっぱり90年前後に特に流行っていたジャンルですよね、この手のロック。)

ブラコンって種分けは、結構便利でしたね。
R&Bもソウルも何でもかんでも「ブラコン」って言葉でカバーできましたから。
それに比べて、最近はお目当てのアーティストを探すのが結構大変です。(特にブラックは・・・)




by NAO (2008-06-24 13:26) 

ふくずみ

NAOさま、「AOR」という言葉、たしかに定義があいまいで、確実に言えるのは、もともと米国で使われていた意味と、日本での意味が違うことですよね。
(もともと、こうした分類は、アーチストを売り出すのに特長をアピールするための「肩書き」だから、受けないとみるや、意味を変えてくる、ということでしょう)

イメージでは、声を張り上げるようなロックではなく、シックで大人が聴けるロック、という感じですが、ハードロック、ラウド、パンク、メタル、の「反語」くらいの意味に落ち着いていますよね。

TOTOも、アル・ジャロウも、ボビー・コールドウエルもAOR。。。なんか変な気もしますが、いたしかたないですね。

日本で言っていたAORは、今では「アダルト・コンテンポラリー」=アダコン、というい感じでしょうかね。
このあたりもアッシー映画男様に語ってほしいテーマです。
by ふくずみ (2008-06-26 10:25) 

くっすん赤福

驚きました・・・・・・・・・
ここまでのコーナーを設けていただけるとは・・・・・・・・
私のちょっとしたお願いがこんな形で応えてもらい感謝感激です!!
それと共に。アル・ジャロウネタに即反応される方々が多いことにはかなり驚いております。
何はともあれ、ここまで教えていただければ迷うことなく彼のコーナーに辿り着けそうです。いや、辿り着けなければ・・・病気でしょ!と思ってもおかしくないと断言できます。ありがとうございました。週末が楽しみです(ワクワク)
そんな、アル・ジャロウから話題が派生しているR&B、JAZZといったブラック音楽ですが、最近「Lettuce(レタス)」たるバンドが気になっております。ファンクバンドですが、最近出した「RAGE」というアルバムでカーティスメイフィールドのカヴァー(Move On Up)をしているのですが・・・最高です!!
ファンクバンドというとJB’sなんてベタな知識しかなかっただけにこのバンドなかなかいけます。





by くっすん赤福 (2008-06-27 01:04) 

アッシー映画男

To NAO様、ふくずみ様、
おおおっ、とマニアックな書き込みありがとうございます。
AOR--という言葉自体、いまや死後ではありますが、いにしえの記憶をひもとくに、本当(?)の意味は「アルバム・オリンエンテッド・ロック」、すなわち、単発のヒット曲狙いではなく、アルバム全体で音楽性を表現する、よりアーティスティックなロック、という意味だったと思います。

しかし「なんだあ、それ??」ってなことで、当時、流行りつつあった「オシャレで品の良い」ロックに、AORをあてはめ、アダルト・オリエンテッド・ロック=大人のロック、、、、に日本が仕立て上げた、と思っています。
代表格とえいば、高田純次、じゃなく、ボズ・スキャッグス。

まあ、この辺は「言葉の定義」ですので、微妙な世界ですね。
ブラコン、もふくめ、あまり言葉にとらわれると、音楽を聴きあやまるので、その程度のくくりで良いでしょうね。
(ロックの世界では、さらに、オルタナ、グランジ、パンク、ガレージ・ロック、スラッシュ、ゴス、メロコア---もうなんだか分かりません)

さて、アル・ジャロウの「HEAVEN AND EARTH」ですが、良いアルバムですよね。
タイトルだけ聞いたときは、ブラック・サバスの名曲「HEAVEN AND HELL」をひねったのかあ?と思いましたが--そんなわけねえよ!(と自分に突っ込み)。
スーパー・ヴォーカリストといっても、アル・ジャロウと、ロニー・ジェイムス・ディオ、ではかぶりようがない。。。。
いや、どっちも大好きなんですけどね!!
by アッシー映画男 (2008-06-28 07:30) 

アッシー映画男

To くっすん赤福様、
アル・ジャロウの記事は久しぶりに楽しく書けました。おかげで10年聴いていなかった彼のCDを、3段スライド棚の奥から引っぱり出しました。
結論 = うーん、アル(ジャロウ)さんは良い!
で、ついでに、近くにあったアル・グリーンも聴いてしまった。うーーん、アルさん(グリーン)も良い!おいおいっ!!

で、全く関係ないけど、昨日CDショップで、ついつい、マイケル・ボルトンのベストアルバムを買ってしまった(全然違うだろ!)。ついでにOPETHの新譜も(ゴシック・メタルかよ!)。ついでにテスタメントの新作も(スラッシュ・メタルかよ!)。

と収拾がつかなくなりましたが、くっすん様のコメントにある、ファンクバンドのLETTUCE、いいですねえ!「LET US!」とばかりに活きの良いファンクを展開しますよね。
ただし、彼らは、ここしばらく活動していなかったはずなのに(解散した)??と思ってネットでチェックしたら、4年だか6年だかぶりのニューアルバムが出たのですね?これは買わなくてはね!!
要は「アース・ウインド・アンド・ファイア」をもっとスチャラカさせた芸風、といえば間違いありません。まことに、良い趣味をお持ちで。

ちなみに、LETTUCEがいけるなら、SOULIVE!(ソウライブ)にも絶対に食いつけますよ。
(SOUL、と、LIVE、を合成したというベタなネーミング。LETTUCEといいファンク界の流行か?そういえば、ART+TENTIONの合成でARTENTIONというメタルバンドがあります、ヴィタリ・クープリがキーボード弾いている---って、どうでもいい話ですね)

SOULIVE!、知らないうちにメンバーが増え、インストからヴォーカル入りになったりしてました。
オメガトライブのヴォーカルが、杉山清貴から、トシ・イトウ、じゃなく、カルロス・トシキになったような(全然違うだろ!)。レインボウのヴォーカルが、グラハム・ボネットに変わったような(それも全然違うだろ!)

ってなわけで、とにかく、ファンク系のファンならずとも、SOULIVE!は必聴と申し上げておきましょう。こちらはアル・ジャロウと違ってCDショップで探すのは容易でしょう(国内盤あるか、自信がないですが)。

またの音楽ネタの書き込み、よろしくお願い申し上げます。

ちなみに、ワタクシがいまはまっているバンドはずばり「ラスカル・フラッツ」。分類はカントリー(!)ですが、良質ポップ・ロックといってよいでしょう。アルバム3枚連続で、全米チャート1位をとるという勢い。
プロモーションビデオも素晴らしく(映画の一部を観るようです)、YouTubeで是非チェックしてね。必聴っすよ!!
(というブログ記事を次回書こう、と今思うワタクシでした)
by アッシー映画男 (2008-06-28 07:50) 

NAO

おおっ!マイケル・ボルトン!
先日のコメントに書き忘れたのです。(追記しようかと思ったくらい)

彼を最初に聴いたとき、ブラックかと思うほどソウルに響き渡りました。
それ以来、マイケル・ボルトンのファンですねえ。しかも、あのハスキーヴォイスとミスマッチな容姿と若さがさらに驚きでした。(当時の話)
彼が歌うと、かの「Yesterday」でさえ、こんなになってしまうのか?!と思うほどでしたね。

>あまり言葉にとらわれると、音楽を聴きあやまるので、その程度のくくりで良いでしょうね。

そうですね、同じ意見です。
ブラックも今や日本の場合は、細かく分かれすぎで困ってしまいます。

LA最大といわれているTowerRecordに行ったときのことですが、もう日本では想像できないくらい嬉しくなるほどの品揃えでした。

それも、日本では探しきれないアーティストがいっぱい。当然っちゃあ、当然ですねが。
その上、すぐに探し出せるところにこれまた驚きました。
もうわふわふものだったですねえ。しかも、安いし!

わけのわからないジャンル別になっていなかったからなんですね。
あれはよかったですね。(今は、どうなってるかわかりませんが。^^;)

あちらのTowerRecordの話では、数年前にも正美氏と盛り上がりましたよ。SFによく行くそうで。

ジャンル別に細かく仕分けするってのは、日本人特有の几帳面さからきているのでしょうかね?やっぱりマニアで徹底追及派なのだろうか?日本人って。


それでは、マイケル・ボルトンをお楽しみください。

by NAO (2008-06-28 10:18) 

アッシー映画男

To NAO様、
ああ~、日本のどこかに~(←いい日、旅立ち風)、マイケル・ボルトン好きがいる~~♪って、ことですね!

AOR、ブラコンのネタときてたもので、「声だけ聴くと、完全に黒人ソウル・シンガー」、実際は、プレーボーイ風イケメン白人、、、という「クリストファー・クロスと違った意味で、声と外見の落差の大きな男=マイケル・ボルトンを、妙に聴きたくなったわけです。

スティーヴン・キングのこわーい短編小説「第四解剖室」に、秀逸なマイケル・ボルトン・ネタが出てきて、あまりにツボにはまりました。
この小説、いわゆる「早すぎた埋葬」なんですが、ゴルフ中に突然倒れ、仮死状態で病院に運ばた主人公を、医者たちは「死んだ」と思いこみ、本人は意識があるのに、解剖を始めようとします。主人公は必死に自分が生きていることを知らせようとするのですが、声が出ず、体が動かず、解剖器具の電気音と医者どうしの会話を聴き、戦慄しますーーー。
で、マイケル・ボルトンですが、医者の一人が「死体」の主人公を見て叫びます「おいおい、こいつはマイケル・ボルトンにそっくりだぞ!」。
もう一人の医者「それ、だれなの?」。
その答えが最高です、「黒人になりたがってる、白人のナイトクラブ歌手だよ」。

---あははは、これで笑える方、ぜひ、お友達になりましょう!
こうゆう、気の利いた必殺セリフを、一度でいいから、言って(書いて)みたいものです。
マイケル・ジャクソンはさしづめ「白人になりたがっている、黒人の遊園地経営者」ってことになりますかね?(いまいち)
by アッシー映画男 (2008-06-29 09:28) 

Kelly

こんにちは。

S.Kingのその小説を元にした海外ドラマだったか、映画だったか忘れましたが(結構昔だったと思います)を、見た記憶がありますよ。(日本ではありませんでしたが)

生きているのに、解剖される…なんてねえ。(よくあるネタと言えばよくあるネタかも…)

しかし、その後の会話(マイケル・ボルトン)については、しりませんでした。
今度、是非読んでみたいですね。(その箇所だけでも価値がありそうです)

やっぱり、みんなマイケル・ボルトンのこと「黒人」だと感じるんですねえ。



by Kelly (2008-06-29 15:48) 

くっすん赤福

こんばんは。
早速、Rascal FlattsをYou Tubeでチェックしました。たしか曲名が「What hurts the most」という曲だったかと・・・。
確かに!確かに良い!と率直に感じました!カントリーというカテゴリーからは逸脱した感じで、ヒューイルイス&ザ・ニュース、スプリングスティーン(例え方に無理がありますが)のような正統派アメリカンロックのニューカマー(死語?)といった感じがしました。新しいもの(ジャンル)を必死に模索して安易な焼き直しや復活を連発している低迷したイギリスと違い、あ!アメリカ人と素直に感じさせてくれるくらいいやみの無いバンドでした。
Voのお兄さんが外見からは創造つかぬほど声がきれいでびっくらこきました。
視聴も必要ですが・・・動画をチェックできるYou Tube!便利ですねー(感心)

余談ですが、最近東北新幹線に乗ったところ備えつけのJR発行の情報誌に「今、東北のJazzが熱い!」とかなんとか書いてあり、チラっと見たところ、岩手県一関市にあるJazzBar「BASIE」が良い!とか。皆さんには馴染の無い場所ですがオーナー自製のスピーカーが最高!とか必ず渡辺貞夫がツアーに入れるお気に入りとか・・・余談ですが以外と東北熱いです!(JRのこじつけかも知れませんが)Jazzファンには当たり前のお店なのかも知れませんが私には惹かれるものがありました。
また、その記事に出ていた「カウント・ベイシー」たるJazzミュージシャンが気になって仕方ありません。またも週末衝動買いの予感です・・・
by くっすん赤福 (2008-07-01 23:56) 

アッシー映画男

To Kelly様、
「生きたまま埋葬される」というネタは、土葬の欧米では、源恐怖なのでしょうか、定番と言ってよいかと思います。
古くはポーの小説、映画「ゲーム」「キル・ビル」なんかがありましたし、スティーブン・キングも自作の解説で子供のころにTVで観たヒッチコック劇場のエピソード(主演ジョセフ・コットン)をあげています。

マイケル・ボルトンのネタは素晴らしいですよ。

ちなみに、新潮文庫の「第四解剖室」という本です。短編集ですが「黒いスーツの男」というのが、バカバカしくもリアル(?)な怖さで、個人的には大好きです。

by アッシー映画男 (2008-07-03 06:13) 

アッシー映画男

To くっすん赤福様、
東北のみならず、地方には有名なジャズどころ、というのがあるようです(私も自分で行ってたしかめたわけではないですが)。
北海道の(というより日本の)東の果て、根室という街のジャスも有名でした。やはり、そこに「ジャズ好きオーナー」がいるかどうか、ということでしょうね。
逆に東京にはスポットがあり過ぎて、ありがたみが薄い。。。

さて、ラスカル・フラッツ、さっそくチェックされましたね?
良いでしょう?
先日、都内の某TOWER RECORDにいったら、CDは、しっかり「カントリー」のコーナーに置いてありました。
カントリーといえば、日本ではジョン・デンバーのようなのどかな牧場やカウボーイのイメージですが、「カントリー」=田舎=非都会、、と考えると、別に牛や馬は関係ないか、と。
ラスカル・フラッツは、カテゴリーとしてはポップ・ロックに近いですよね。たしかに「正統派アメリカン・ロック」の良さを受け継いでいます。
メロディアスでキャッチーなサビを、億面もなく歌いあげてしまう「古臭さ」が、逆に「新しい」という---とっても気に入ってます!
(補足ですが、ラスカル・フラッツもアルバムには「もろカントリー」の曲がいくつかあります)

引き続きカントリーネタで恐縮ですが、「正統派カントリー(?)」の大御所に、エミルー・ハリスという女性シンガーがいるのですが、これがまた良い!
初期(10年以上前)は、もろ、われわれのイメージするカントリー曲でしたが、最近はカントリーテイストを残しつつ、良質ポップスという方向性で、これもまたよし!なのです。こちらも是非!!
by アッシー映画男 (2008-07-03 06:26) 

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