映画「ボーン・アルティメイタム」もいいですが-- [映画]
先週、劇場で6本映画を拝見しましたが、そのうちのナイス!と感じた3本をご紹介します。
(1) ボーン・アルティメイタム
アクション/サスペンス 主演:マット・デイモン、スコット・グレン
映画仲間ふーさんと品川で拝見、ふーさん、お疲れ様でしたーー。
言わずと知れた、マット・デイモンが記憶を失ったCIAの暗殺者ジェイソン・ボーンを演じる人気シリーズ最新作です。1作目「ボーン・アイデンティティ」、2作目「ボーン・スプレマシー」が素晴らしい出来栄えでしたので、大いに期待して拝見。
結論言うと、良いです!面白いです!良質なアクション映画です。ストーリーをいたずらに複雑にしなかった事が成功してます。最新テクノロジーと人海戦術でボーンを追うCIAに対し、孤軍奮闘のボーンは機転、判断力、戦闘能力を駆使し敵を間一髪でかわし、後半は、逆にじりじりとCIAを追い詰めていく、その展開にゾクゾクきますねえ。格闘シーン、銃撃戦シーンがすごいのはもちろん、カーチェイスも迫真です。車と車、ガンガンぶつかっちゃってますもんねえ、圧倒されました。(スティーブン・セガールなら、かすりもしません)。
この手の映画は、手ごわい敵役が必要です。ボーンを追う冷徹なCIA指揮官は「羊たちの沈黙」でクラリス(ジョディ・フォスター)の上司(このときはFBIでした)を演じたスコット・グレン。現場を仕切る上司役が似合うニヒルなおっさん。彼が本作に深みを与えましたね。スコット・グレンと対立するパメラを演じるジョーン・アレンも良いです。ボーンを巡るCIA内の駆け引きも見ごたえありました。
話が脱線しますが、俳優スコット・グレンを堪能するなら、是非「戦争のはじめかた」を観て欲しい。ホアキン・フェニックス演じるグウダラ兵士を、徹底的にいじめまくる上官役がグレンさんです。その切れた演技が圧巻ですよー。封切り当時話題になりませんでしたが観て損なしです!(3年前の映画)。
ボーン・アルティメイタムにあえて不満を言えば、敵の大物役のアルバート・フィニーがヨボヨボすぎなこと(演技なのか、俳優がヨボヨボなのか不明)。「土曜の夜と日曜の朝」のラジカルな青年役のアルバート・フィニー(何年前だよ!?)を思い出し悲しくなったワタクシでした。
ボーン・アルティメイタムにこれ以上のコメントはネタばれになので遠慮しますが、ワタクシが思うに、本シリーズまだ続編ありそうすね---バイオ・ハザードかよ!?ネタは丸裸なんですが、次回作出たら絶対に行っちゃうなあ。
評価=前作を観ていない方も必見です!(ストーリーは単純で観ているうちに分かります)
(2) クローズZERO
不良高校生映画 主演:小栗旬、山田孝之 監督=三池崇史
ワルばかりの集まる究極の不良高校「鈴蘭高校」を制覇し、てっぺんを取ろうとぶつかり合う二人を小栗旬と山田孝之が演じています。もちろん「魁!クロマティ高校」ではありません。マジなほうです。
とにかく、主演の小栗旬が良い!本当カッコいい。アクションも良い!一方の山田孝之は今更高校生役かよ?と思いますが笑いながら相手をぶん殴る狂気っぷりは怖い怖い。幅の広い役者すねえ。黒木メイサの歌のシーンは正直NGでしょう、見ていて恥ずかしいもん。。。。あと、脇役でヤクザの親分役のエンケンこと遠藤憲一が物凄い存在感。この人も「花と蛇」のエロ演技といい幅広く演じ分けますねえ。
映画とは関係ありませんが、劇場内の女子高生たちの「笑いのツボ」にワタクシついていけずショックを受けました。。。。うーん、いまどきは、そのシーンで笑うんもんなんだ。。。(ワタクシ、ただのオヤジです)
評価=観て損なし。一時代前の「学園モノ」のネガティブイメージは、この映画で払拭!さっそく劇場へ行こう!
(3) キサラギ
出演:小栗旬、小出恵介、ユースケ・サンタマリア、塚地武雅、香川照之
こちらは封切時に見逃して残念に思ってたところ、某シネコンで、1000円2週間限定上映があり、さっそく行ってきました。
さすが、劇場で再映されるだけあって、これは面白いです!今年観た邦画ベストかも。自殺したアイドルの一周忌にファンサイトで知り合った男5人が集まりますが「彼女は自殺なんかじゃない」の一言から、サスペンスフルな会話劇に展開し、次から次へと新事実が。。。場面はほとんど一室で、演劇を見ているような臨場感と、コメディセンスあふれる脚本でぐいぐい引っ張ります。
で、前出の「クローズZERO」と同様、ここでも、小栗旬がいいんですねえ。某役所勤めのチョット気の弱いアイドルオタクを演じているんですが、恐ろしいくらいはまってます。ユースケ・サンタマリアもいい味出してます。ドランクドラゴンの塚地は、お笑い芸人ではなく完全な役者っぷりです。香川照之についてはいい意味で予想通りのそつないサポートぶり。
評価=劇場で無理ならDVDで観ることをお奨め。日本もこんな映画が作れるんだ!という歓びを感じよう。個人的には「必見」!
音楽ネタ以外はしょうもない書き込みをする、0.1トンの男でございます。
小栗旬と言えば、最近「旬」を迎えた俳優さんですね?・・・
・・・すみません。ごめんなさい。もう言いません。
10年くらい前にテレビでやってた「GTO GREAT TEACHER ONIZUKA」のいじめられっ子、吉川のぼるをやってた人と同一人物かと思いますが、結構芸歴は長いんですね?
最近では、テレビ版「電車男」にて、アスキーアートがもの凄い掲示板の管理人役で出ていたのを覚えてます。
以外と色々な役がこなせる人だったんですね?
by 0.1トンの男 (2007-11-27 00:53)
テスト
by Kelly (2007-11-27 15:01)
こんにちは。
私の大好物のボーンシリーズ、リンク貼らせていただきますね。
>敵の大物役のアルバート・フィニーがヨボヨボすぎなこと(演技なのか、俳優がヨボヨボなのか不明)
ツボにはまりました。(笑)
そうそう、原作では、まだ後のボーンの物語があるようですね。
というわけで、私も秘かに楽しみにしているのです。
ところで、リンク貼らせていただこうとURLにアドレスを入力すると、どうもはじかれてしまうようです。
「あなたのコメントはシステムの設定により受け付けられませんでした。」
との非常なメッセージが… (泣)
(以前は、リンクできたのに、何故かな~?)
by Kelly (2007-11-27 15:11)
0.1トンの男さんへ。
書き込みありがとうございます。まさに「旬」の小栗旬(このネタは封印ですな)。舞台でも活躍しているようです。なんでもこなせる才能が、かえって器用貧乏にならないか、チョット心配ですが、楽しみな俳優さんですよ。ふふふのふ。
by アッシー映画男 (2007-11-27 23:57)
Kellyさんへ
リンク張るのに、今度ははじかれないと思うのですが。。。ちょっとトライしていただけると幸いです。
ボーンシリーズは、やっぱり次回作がありますか。
願わくば、話をややこしくせず、今のようなシンプルでストレートな映画にして欲しいものです。
シリーズものでは、「SAW4」が始まりましたね。観ると、いやな思いをするのは必至ですが、1,2,3と観たからには、やはり「4」は観ねば!
by アッシー映画男 (2007-11-28 00:01)
キサラギ・・・
上記のアップ写真は4人。
でも集合写真を見ると全員で5人。
誰が居ないのか?・・・
小出啓介・・・
この人も、今年はある意味「旬」ですな?
by 0.1トンの男 (2007-11-28 02:43)
(誤) 小出啓介
(正) 小出恵介
by 0.1トンの男 (2007-11-28 02:45)
それでは、リンク貼らせていただきま~す!
そうそう、「SAWシリーズ」ですが…(って、ちょっとオヤジ入ってしまいましたね ^^; )SAW2まで観て、未だSAW3を観られずにいるのですが…。
私としては、SAW2よりSAWの方が堪えましたが、SAW3は、もっと残虐性が増しているとのこと?!(観てないのでわかりませんが…)
やっぱり、体調の良い時でないと無理な内容なんでしょうか?!
しかし、SAWも続くなぁ~…
by Kelly (2007-11-28 14:38)
Kellyさん、こんにちは。
「SAW」シリーズは、さすが4作続くだけあって、あの手この手でパワーアップしています。
続編が滑りまくった(ある意味、一作目も滑っているのだが)、「オープン・ウォーター」や「ブレア・ウイッチ・プロジェクト」とはわけが違います。
「SAW]シリーズですが、たしかに、1→2→3と残虐性は増しており、観るたびにウンザリしちゃいますが、そこがこの映画の肝ですから。
「SAW4」を観るなら、「3」で予習は必要かもしれませんね。
by アッシー映画男 (2007-11-29 07:01)
To 0.1トンの男さんへ
ふふ、キサラギのメンバー写真から小出恵介をはぶいたのは
深い意味はありませんが、正直、小栗旬とチョット芸風が
かぶってますのでね。
しかし、相変わらず、ツッコミが鋭いねえーーーー。
by アッシー映画男 (2007-11-29 23:11)
コメント、リンクありがとうございます!
ジェイソンボーンの敵の欺き方というか、裏をかきまくっていくところがホントかっこいいですよね~。続編がでても楽しめそうです。
by yoppei (2008-03-13 03:53)
To yoppeiさんへ、
書き込みありがとうございますーー。
そんなにカッコよくないのに、この映画のマット・デイモンは良いですよねーーー。続編は出ますかねえ?
by アッシー映画男 (2008-03-14 22:49)