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映画 「ナショナル・トレジャー」超高速の謎解きだあ!! [映画]

いよいよ年末。「正月映画」の時期です。公開中の映画3本「ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記」「魍魎(もうりょう)の匣(はこ)」「ベオウルフ/呪われし勇者」をご紹介しましょう!

と、その前に----前回ブログの続きになっちゃいますが、映画仲間ふーさんが加藤ローサと国仲涼子は似ている!」と強く主張されましたので、ひとつ、確認してみましょう。

----うむむ、似ている?似てないか。写真の写りかな。AZMさんの「ニコラス・ケイジとモト冬樹が似ている」というコメントもやばいですが、ふーさんも、まだまだ甘いようだね、さらに精進するようにね。ふふふのふー。

(1) ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記

ジャンル: 謎解きアクション、出演:ニコラス・ケイジ、ダイアン・クルーガー、ジョン・ボイド、エド・ハリス、ヘレン・ミレン

モト冬樹、じゃなく、ニコラス・ケイジ演じる「宝探し男」ベン・ゲイツが、百年来の歴史に秘められた謎を、無茶苦茶な行動力神がかり的推理力を駆使し、2時間余でサクサク解いた挙句、隠されたお宝をドッサリ発見しちゃうというハリウッド的快作(怪作?)の第2弾です。

結論いいますと、いいんです。前作以上に無理難題・ありえない展開がたっぷり。バッキンガム宮殿に忍び込むわ、ホワイトハウスに潜入するわ、アメリカ大統領を誘拐するわ、やりたい放題し放題!はなっからリアル狙いの作品じゃないので、謎解き映画「ダ・ヴィンチ・コード」のような嫌なツッコミ気分もなく、スピード感あふれるストーリーに身をゆだねられますゲイツを追い、秘宝を我が物にしようと画策する敵(エド・ハリス)も、やることなすこと紋切りで、かえって安心できますもの。脇を固める役者がすごい。主人公の父親役はジョン・ボイド(アンジェリーナ・ジョリーのお父さんで名優)、主人公の母親役はヘレン・ミレン(昨年「クイーン」でアカデミー主演女優賞受賞)と磐石です。名優が楽しそうに演じていて嬉しくなりました。もちろん、ラストは、お約束どおりのハッピー・エンド!!すべて丸く収まり良かった良かった!すっきりサッパリ!正月はこうでなくっちゃね!

強いて言えば、敵のボス(エド・ハリス)ですが、実は良い人?それともただの悪党?よく分かんないね。どうせなら極端にワルならワル!として描いたほうが良かったのではないかな

評価 = 必見、とは申しませんが、ストーリーの矛盾をあげつらう無粋な方でなければ、2時間を十分に楽しめます!遊びココロのある方なら是非観ましょう!

(2) 魍魎(もうりょう)の匣(はこ)

ジャンル:オカルト・推理劇  出演: 堤真一、阿部寛、黒木瞳、椎名桔平、宮迫博之、田中麗奈

京極夏彦原作「京極堂」ものの映画第2作。堤真一が「憑き物祓い」=京極堂、不思議な能力を持つ探偵=阿部寛、強引な刑事木場=宮迫博之は前作と同じ布陣。新たに作家役の椎名桔平が加わりました。

原作本がやたら分厚いことから想像できるとおり、ストーリー説明は難しく、ご覧になってください、としか言いようがないのですが、映画としては幻想的ドロドロ感がすっかり欠落しあっけらかんとした映画になりすぎた、と言えます。この手の作品は「何(どこ)を活かすか」で映画全体のテイストが完全に変わってしまうので、方向性が絶対に必要です。京極堂の謎解きの面白さをメインにするのか、おどろおどろしい雰囲気を押し出すのか、不条理感を強調するのか??

つまり出来上がった作品が「何を目指したのか」さっぱり分からない、のが本作の困る点ですある箇所が妙に残酷だったり、その一方でコント風におちゃらけたり、果ては、とってつけたような前時代的演出に辟易です。(黒木瞳と柄本明のやりとりは頭が痛くなりました)。

また情報量が多いので、しかたないのでしょうが、人物描写がひじょうに荒っぽいのが残念。ちなみに宮藤官九郎はミス・キャストと思います。彼の役は(原作でどう書かれているのかは分かりませんが)、もっと「何をしでかすか分からないヤバイ雰囲気」の俳優にすべきでは?伊勢谷友介なんてどうかなあ。

ということで、評価=原作のファンでない限りはお奨めはしませんが意外に、この作品、ツボにはまる方はいるかもしれませんね。

(3) ベオウルフ/呪われし勇者

ジャンル:ダーク・ファンタジー  主演:レイ・ウインストン、アンソニー・ホプキンス、アンジェリーナ・ジョリー、 監督:ロバート・ゼメキス

ベオウルフ伝説は有名らしいですが、私は映画を観るまで知りませんでした。1500年前のデンマーク地方、怪物グレンデルが村を襲っては人々を殺戮し王(アンソニー・ホプキンス)は困り果てていました。怪物退治の求めに応じ、やってきたのは勇者ベオウルフ(レイ・ウインストン)。見事に怪物グレンデルを殺したものの、怒り狂った怪物の母親(魔女=アンジェリーナ・ジョリー)がさらなる殺戮を仕掛けてきます。ベオウルフは魔女退治すべく、敵の住処に乗り込みますが、無敵の王になる条件で、魔女と交わり子を与える、恐ろしい契約を魔女と結んでしまいます。(ミイラ取りがミイラになった、ってことかな)

こうしてベオウルフに憑いた呪いが、さらなる悲劇を生んでいきます。1500年前という設定ゆえ、魔女だの怪物だのも違和感なく、素直にハラハラドキドキできました。面白かった。ただ、ファンタジーとはいえ(ファンタジーゆえ?)心理的にも映像的にも粘着質な作品で、映画を観てスッキリしたいというご希望には添えないでしょうカップルで観るのも不向きかな。

それと、本作は俳優の実演ではなく、俳優を模った「フルCG」映画です。簡単に言えばアニメ。限りなくゲンブツに近いとはいえデジタル画像。それゆえ表現可能な世界もあるのでしょうけど、個人的にはこのCG(の濫用?)は好みませんね。

評価: 観て損は無いですが、評価や好き嫌いは分かれることでしょう。ただし、アンジェリーナ・ジョリー好きなら必見っすね。エロいですよーーー、彼女。

 それでは、次回は、音楽ネタで、今年買ったCDのベスト紹介をします。 まずはジャズ編でいきましょう(それも渋く対象楽器はベースで)。

では皆様、良いお年を!!


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コメント 9

azm

どもアッシー様。
まず空似ネタ、補足。フィギュア浅田真央と長州小力。ちょっとかわいそうだけど・・・・・つい、口走ってしまいます。
モト冬樹のナショナル・トレジャーは面白そうですね。先日第一弾をTVで見ました。インディ・ジョーンズの現代アメリカ版といったところでしょうか。なかなか面白かったので、期待。
魍魎の匣は「京極堂」ものの中でも、境界条件を匣に限定した、一風変わった小説(長説?!)なので、その雰囲気を出すのは工夫が要りそうですね。視覚映像でない、脳内映像ならではのところがあるので・・・・・・
ジョン・ボイドってアンジェリーナ・ジョリーの父親だったんですか。初めて知りました。ということはブラピのお父さんてことですね。
by azm (2007-12-29 00:05) 

アッシー映画男

To azm様、 
浅田真央と長州小力---渋いっす。あまり似ているイメージがないので確認してみましょう!(いずれにしても真央ちゃんがかわいそう)。
ナショナル・トレジャーはお正月らしいカラッと明るい作品。ばかばかしいという方もいるかと思いますが、そこが良いわけで。
というわけで、引き続き、来年も本ブログ、よろしくお願いします!
by アッシー映画男 (2007-12-29 11:29) 

0.1tonの男

モト冬樹とニコラス・ケイジが似ているに1票の、0.1tonの男です。

浅田真央 と 長州小力。 ははは。確かに似てますねぇ。
ちなみに私は、浅田真央 は「青大将」こと、田中邦衛 に似ていると今まで思っておりました。
どちらに似てても可哀想というレベルでは大差ありませんが。

空似ネタの追加で恐縮ですが。
「YAWARAちゃん」こと 谷 亮子選手 と、キャイーンの ウド鈴木 ・・・
この二人、顔だけ見ると当方未だに区別がつきません。
by 0.1tonの男 (2007-12-29 14:06) 

azm

0.1tonの男様、はじめまして。
モト冬樹・ニコラス・ケイジに1票ありがとうございます。
谷亮子・ウド鈴木、確かに似てるかも。1票。
by azm (2007-12-29 17:24) 

azm

追記。
谷亮子=竹中平蔵というのもあります。ということは、竹中=ウド鈴木?!
by azm (2007-12-29 17:33) 

0.1tonの男

azm様、はじめまして。
0.1tonの男でございます。
谷亮子=竹中平蔵=ウド鈴木
ぷっ(笑)  に・・・似てますネ?
by 0.1tonの男 (2007-12-29 22:58) 

アッシー映画男

To 0.1トンの男様、azm様、

年末のお忙しいなか、書き込みありがとうございます。
本日昼、TVK(テレビ神奈川)で放映の「日本以外全部沈没」というナンセンス映画を拝見しましたが、自宅にいながら、かなり苦い空気でしたよ。
BSで金田一耕介シリーズ(石坂浩二)を観たほうがよかったかな・・・
ソックリさんネタですが、谷亮子さんは竹中平蔵さんには似てますね。
念のためウド鈴木の画像も集めてみましたが、ソックリを確信できるほどの「これは!」というものはありませんでした。

0.1トンの男さんには、ロック系でネタを探していただければと存じます。
ボズ・スキャッグスと、高田純司、というのはダメでしょうか?
by アッシー映画男 (2007-12-29 23:46) 

0.1トンの男

ボズ・スキャッグスと高田純次ネタが出てしまいましたね?
高校生の時、一番お気に入りだったボズのポスターを部屋に貼っていたところ、遊びに来た同級生の女の子に「この人知ってるよ!高田純次でしょ?」と言われ、その女の子に殺意を抱いた事を思い出します・・・

他にロック系でのネタと言えば、
エドワード・ヴァン・ヘイレン=野村義男
スティーブ・ペリー=爆笑問題の田中裕二
スティーブ・ペリー=萩原流行
デヴィッド・バーン=高田純次 (顔でなく動きが似てる?)
田島貴男(オリジナル・ラブ)=関根 勤

といったところでしょうか?
う~む・・・あまり「これは」というのが出てきません。不発です。
尚、スティーブ・ペリー繋がりといっても、爆笑問題の田中と萩原流行では全く似ておりません。言うまでもありませんが。
by 0.1トンの男 (2007-12-30 01:38) 

アッシー映画男

To 0.1トンの男さんへ、 
お気に入りのボズのポスターを、高田純次と間違われては、いくら好感をもった女の子でも許せませんね。殺意を抱いても無理はありません。
しかし、このネタ、使えます。次回のブログの冒頭で写真比較しましょう。
スティーブ・ペリー=田中裕二、は違うでしょう!!萩原流行なら似ていますが。。。(スティーブ・ペリーもウエスタン野郎?)
デヴィット・バーンは、おしゃれな感じが高田純次さんと通じるものがあります。
ちなみに、高田純次さんネタばかりで恐縮ですが、ピート・タウンゼントとも似ているかもしれません。
by アッシー映画男 (2007-12-30 12:08) 

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