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映画 ライラの冒険 黄金の羅針盤 [映画]

関東は暖かくなりましたねー。昨日は四国の徳島におりましたが、もちろん暖かかったです。日本全国、いよいよ春であります。 

---という前振りと無関係に、映画仲間のふーさんと拝見した「ライラの冒険」を紹介します。

ライラの冒険 黄金の羅針盤 2007年/アメリカ

いけてない小娘ライラが、真実を示す「黄金の羅針盤」を携え、人やクマ、魔女(もうなんでもあり)の助力で世界を救う冒険に出る、というファンタジー巨編なのであります。(すべて書ききった気分やな)

ライラ1.jpg

冒頭から「3部作の1作目ですよ」とナレーションされます。したがって、はなっから「全体の1/3を楽しむ」つもりで観ると良いでしょう。

何を言いたいかというと、エンディングが「巨人の星」(古いなー)ではありませんが、いよいよこれからと盛り上がったところで「次回に続く--」となります。ギャッ!!これで、敵(製作者)の術中にはまって、たぶん2作目も観る自分が情けない。。。

突然話は変わりますが、みなさん、「ライラ」といえば何を想像しますか?

藤崎マーケット--ではなく、ワタクシは「アリス」ですね。濃すぎる二人のボーカルと、影の薄いドラム1名で構成された昭和を代表するフォーク・グループ(ニューミュージック、なんて言い方もありましたが。。。)。

簡単にメンバー解説すれば、額の面積増加に比例し、うさん臭さも増していったチンペイこと「昴」谷村新司。たぐいまれなコブシまわしと流し目を活かし、後に演歌路線でブレイクするベーヤンこと堀内某。残り一名は幽霊部員として、胃弱感が漂う金チャンこと、矢沢永吉、じゃなく矢沢透

アリス.jpgアリス谷村.jpg

で「ライラ」といえば、そうなんです。アリスのあの名曲「チャンピオン」。チンペイとベーヤンの強引な二重唱、「ライラ、ライラ、ライラ~~♪」。「立ち上がるんだ!ライラ、ライ~♪」「おー神よ、彼を救い給え、ライラ、ライ~♪」、あー、耳から離れないぞ、恐るべし、アリス体験!

----だから、なんなんだ?と言われると困るので、話は戻って映画「ライラの冒険」です。

ファンタジー映画には、主役の引き立て役として、①すごい悪役、②すごい仲間、がいるものです。

今回の①=悪役ですが、黒幕のワル(教皇様?)はチラリと出たような出ないような微妙な雰囲気、ですが、目先の悪党は、美人の誉れも高いニコール・キッドマンさんが演じます。映画に出るたび、人間味が薄れ、いまや女サイボーグの様相を呈しておる彼女ですが、今回は、ライラへのきめ細かい意地悪な仕打ちといい、大袈裟なアクションといい、ハマり役といえましょう。冷酷非情で抜けめのないワル、の割りには、ライラにしてやられちゃう(それも自分の仕掛けたタネで)というのがトホホですが。。。

ライラにコール.jpg

次に②=ライラをサポートする仲間たちです。敵以上にバラエティに富んでいるのですが、ここでは「シロクマくん」を紹介しましょう。彼(?)が最高にいいんですよねえ。もとはといえば、クマ王国の高貴なる跡取り(王子クマ)なのに、王座を狙う卑怯な敵に国を追われ、「人間の街で飲んだくれの堕落生活」を送るクマ---ってどうゆう設定だよ?っていうか、あんた街では体がでかすぎるよ!ライラへの恩義から、彼女に協力する人生(熊生)に徹するハンカチ王子、ならぬクマ王子の、一途な大活躍をだけでワクワクなのであります。

ライラクマ.jpg

評価 : 「また、この手の映画かよ?」とネガティブに観てはダメ。なんでもアリの、非日常な映画的世界でおおいに遊び、スキッとしましょう!2時間があっという間ですよ。

まずは、最近、嫌なことの多かったアナタにお勧め、です!ライラ、ライ~♪

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azm

ども。私は金曜日、福岡日帰り出張でした。帰りは羽田が嵐で飛行機が待機、待機で福岡空港から三時間弱かかって帰ってきました。
 さて、ライラ、ライラ ライ、ララライラ ララ ラライライ♪、私は”I AM A ROCK"を思い出しました。いずれ古いですね。
 さてライラライではなくライラ。ちょっと興味あり。予告編HPで、あなたも黄金の羅針盤でどーたらこーたら、あなたのダイモンは?というのがあって、やってみました。私は”マガン”でした。
by azm (2008-03-15 22:38) 

azm

アッシー様。再びazmです。なんか変だと思っていたら”I AM A ROCK"ではなく"THE BOXER"でしたね。S&G。やはりボクサーねたです・・・。アリスのパクリと言うか、トリビュートでしょうか。
 ところで、シロクマさんよいフォルムですね。ふつうの熊より首が長いところがよいです。氷に顔を突っ込んだり。氷から顔を出したりするのに便利なんでしょうか。
by azm (2008-03-16 00:52) 

0.1tonの男

映画へのコメントでなくて大変恐縮ですが、サイモン&ガーファンクル
の「The Boxer」は1969年に発表されたシングルであり、アリスの
「チャンピオン」は9年後の1978年発表なので、パクったとすると、
アリスの方でしょうか?

「ライラライ」=「The Boxer」、ウケてしまいました。
by 0.1tonの男 (2008-03-16 02:05) 

アッシー映画男

To azm様へ、
アリスの歌声(外見?)の濃さに目を奪われていましたが、azmさんのご指摘を受けサイモン&ガーファンクルの2枚組ベストを引っ張り出し聴きなおしてしました。
ピロリロリン(←ギターの音)「アー・ユー・ゴーイン・ツ・スカーボロ~フェア~♪」---って曲が違うよ!
すいません、軽いボケは良いとして、ボクサー、です。ほんまですな。ライラ、ライラ、ライ~~。ごもっともな指摘です。鋭いです!

あと「ライラの冒険」HPに、ダイモン・チェックがあるんですか?さっそく試してみたいと思います。しかしダイモンといえば、やっぱり「西部警察」の大門軍団(ボス=渡哲也)でしょうか?

by アッシー映画男 (2008-03-16 08:54) 

アッシー映画男

To 0.1トンの男さんへ、
ご指摘どおり、アリス「チャンピオン」がS&G「ボクサー」をパクったことは120%、間違いないでしょう。
そうした目で再確認したところ、アリスの「遠くで汽笛を聞きながら」は、S&Gの「明日に架ける橋」のパクリでした。共通テーマ「水辺」の「熱唱系」です。サビの部分もクリソツです。さらに、外見的には、チンペイさんの額が、アート・ガーファンクルのパクリでした。
またS&Gの名曲「ミセス・ロビンソン」のチュルッ・チュッチュ・チュルッ・チュッチュ~♪、という前奏部の歌声は、桜田淳子が「私の青い鳥」でパクってます。
チュッチュッチュッチュ~チュッチュッチュッチュ~♪と微妙にメロディを変えパクリを隠匿している点では、アリス以上に確信犯でありタチが悪いといえましょう。
ライラ、ライラ、ライ~ライ~~(最後はそれかよ)。

by アッシー映画男 (2008-03-16 09:07) 

みその

こんにちは。札幌在住みそのです。
みなさんのコメント、すごいですね。
アリスは父が大好きですが、私は「懐かしのメロディ」みたいな番組でみたくらいで、サイモン&ガーファンクルは全然知りませんでした。洋楽、ですよね?なんだか聴いてみたくなりました。
「ライラの冒険」は私も観ました。
人の魂が動物(デイモン)になった寄り添っているのは面白いです。ライラのデイモンが可愛いかったです。

by みその (2008-03-16 09:34) 

azm

0.1tonの男様。私のコメントがつたなかったです。そう、アリスがパクッたんです。アリスがパクッたと書くべきでした。
みその様。サイモンとガーファンクルはすばらしいDuoです。洋楽です。映画”卒業”のサウンドでも有名ですが、数々の名曲があります。サウンド・オブ・サイレンス、明日に架ける橋、スカボローフェア、コンドルは飛んでいく、etc。あまり知られていない曲にも珠玉の作品が多いです。雨に負けぬ花、アメリカ、ケイシーの歌、ブックエンドのテーマ、四月になれば彼女は、霧のブリーカー街、etc。是非お聞きください。
by azm (2008-03-16 10:02) 

アッシー映画男

To みそのさん、
コメントありがとうございますーー。
「アリスは父が大好きですが、私は--」という一節で、ちょっと複雑な気分です。
お父さんが好きな音楽、というだけで、娘さん(息子さん?)は食わず嫌いになると思いますが、ワタクシのブログを観て、お父さんが好きだろうと、お母さんが好きだろうと「良いものは良い!」と感じていただければ幸いです。
ちなみに、azmさんのコメントのとおり、サイモンとガーファンクルは、素晴らしいアーチストです。アメリカの良心を代表する偉大な歌手です。
最近のHIP-HOPやクラブ系音楽も悪いとは言いませんが、温故知新、S&Gの清潔感あふれる音楽を、ぜひ聞いてみてくださいね。
映画記事へのコメントも楽しみにしています。シアターキノも、応援してください(経営者かよ!?)
札幌はまだ寒いと思いますが、風邪をひかないように!!

by アッシー映画男 (2008-03-16 23:07) 

0.1tonの男

azm様。
こちらこそすみませんでした。当方と全く同じ事を言われていたのですね?
「の」 の字の解釈を完全に間違えておりました。

アッシー映画男様。
アリスは「遠くで汽笛を聞きながら」でもしっかりとパクっておりましたか。
しかし、今更ですが、日本って偉大なるパクリ王国ですよね?

当方が今までに、「これパクってるじゃ~ん」と感じた代表曲を思い出してみますと、

野口五郎「真夏の夜の夢」=エイミー・スチュワート「ノック・オン・ウッド」
野口五郎「19時の街」=バーブラ・ストライザント「ウーマン・イン・ラブ」
八神純子「パープルタウン」=レイ・ケネディ「ロンリー・ガイ」
米米クラブ「ファンキー・スター」=EW&F「レッツ・グルーブ」
ドリームカムトゥルー「決戦は金曜日」=EW&F「レッツ・グルーブ」
×ルノグラフィティ「愛が呼ぶほうへ=西城秀樹「ブルースカイブルー」

などがあります。
(×=「ポ」です。そのまま書くと、どうやらアクセス禁止で書き込めない様です)

気がつくと野口五郎が2冠を取っておりますが、ちなみに「19時の街」という曲は、大橋純子の「シルエット・ロマンス」という曲と足して2で割ると、更にバーブラの「ウーマン~」に近づくという合わせ技も持っております。
八神純子「パープルタウン」は、曲がヒットした為に、レイ・ケネディ側から直接クレームをつけられ、八神純子がしぶしぶパクリを認めた曲です。
米米は完全に「わざと」でしょうね?ホーンセクションのフレーズがまんま同じです。
ドリカムは、曲だけでは飽きたらず、顔までダチョウの肥後さんをパクっております。

日本人ではありませんが、最近聞いた、アリシア・キーズという方の「Like You'll Never See Me Again」という曲は、プリンスの「パープルレイン」の香りがぷんぷんです。
オマージュとか、トリビュートとか言う人もおりますけど、パクリと一体どう違うのか?分からない曲が一杯です。

すみません。当方が書くと、どんどん「ライラ」から遠ざかりますね?
by 0.1tonの男 (2008-03-18 00:51) 

たき

余談ですが、
金チャンの焼き鳥やによく行ってました。

by たき (2008-03-18 05:59) 

アッシー映画男

To たき様、
書き込みありがとうございます!
な、なんと!?金チャンの焼鳥屋、ですか?アリスの幽霊部員はそんなことをしていたのですね?「行ってました」と過去形なのは、すでに廃業している、ということでしょうか?
貴重な情報、ありがとうございます!

by アッシー映画男 (2008-03-18 07:06) 

アッシー映画男

To 0.1tonの男様へ、
はははは、たしかに、0.1tonさんのコメントを読むと、元の記事が「ライラの冒険」とは思えませんね。しかし、そこが楽しいところで。
ワタクシとしても、話の裾野が広がる小ネタを書いて本当によかった(?)
ところで、さすがに洋楽王、0.1tonさん。ワタクシもすべての曲は分かりませんが、野口五郎ネタ、笑えましたよーー。
ちなみに、EW&Fと書いて、アース・ウインド&ファイア、のことだと言ってさえ「誰それ?」という方が増えたのはさびしいですね。「レッツ・グループ」はパクリネタになりやすい?
いやいや、パクリではなく、トリビュートでしょう。
リスペクトと称して、原曲をそのまま歌う「カバー」という方が手抜き感があって嫌いですが、そこは、徳永英明さんにまかせるとしましょう。
「そんな時代もあ~ったねと~♪」---意味無く中島みゆきで、ふふふのふ。


by アッシー映画男 (2008-03-18 07:17) 

みその

コメントが記事みたい。すごいブログですねー(^*^)。
azm様に教えてもらったサイモン&ガーファンクルの話をなにげなく父にしたんです。
そしたら、父がすごく喜んで、”俺は高校のときに全校生徒の前でスカボローフェアをギターで弾き語りした”とか自慢が始まっちゃって。
古いギターを出してきて、私に聴かせようとするんですよお。
それから、アッシー映画男さんのブログをみたいとか言いだしちゃって。
父はPCとか全然OKの人なんで、教えたら、すごい書き込みとかしちゃうんで教えていません。
(検索して探しているみたいなんですよお、おかしな書き込みしちゃったらすいません!)
おととい、父が、サイモンとガーファンクルのCDを買ってきました。父の弾き語りは嫌だけど、本物はお世辞じゃなくすごくいいですね。ipodにいれて聴いています。
”コンドルは飛んでゆく”という曲、知ってました。この人たちの曲だったんですね。
”ボクサー”という曲、きちんと、ライラライ、って歌っているんですね(爆)。
私は、”四月になれば彼女は”という曲が気に入ってます。
by みその (2008-03-22 08:49) 

0.1tonの男

みその様。

> 父はPCとか全然OKの人なんで、教えたら、すごい書き込みとかしちゃうんで教えていません。

すごい書き込み・・・
個人的には是非、見てみたいです。
by 0.1tonの男 (2008-03-22 09:58) 

アッシー映画男

To みその様、
書き込みありがとうです。S&G、じっくり聴かれたましたか、良かったでしょう!でも学校祭で「スカボロー・フェア」の弾き語りは、今となっては厳しい空気かも---。
私事ですが、明日から札幌出張ですので、玉光堂かキクヤでCDチェックをしようと思っています。
また、コメントお待ちしています!(お父さんネタは引き続き、よろしくお願いしますね!)
by アッシー映画男 (2008-03-22 21:02) 

To みその様

みその様、azmです。
そうですか、お父上がS&Gのファンだったのですね。
世代を超えてつながる良い音楽と思います。
是非、色々聞いてみてください。
59番街橋の歌、ブックエンドのテーマとかも良いですよ。

ところで、私は横浜に住んでおりますが、桜満開です。

宣伝:私のブログにもどうぞ。桜の写真をアップしてみました。(^^;
by To みその様 (2008-03-29 11:56) 

みその

Azmさま、札幌のみそのです。
コメント下さってありがとうございます。
横浜にお住いなのですね、Azmさまのブログ拝見しました。
定点観測されている桜が満開になる様子にわくわくしました。

S&Gですが、Azmさまのアドバイスをきっかけに、父の自慢話もあって、けっこうはまってしまいました(笑)。
S&Gの曲を使っている「卒業」という映画を、DVDで借りてこようと思います。
ネットで調べたら、ダスティン・ホフマンさんが主演なんですね。
良いおじさんという感じでけっこう好きな俳優です。
写真をみたらキャサリン・ロスという女優さんが奇麗なので楽しみです。

それと父がアッシー映画男さんのブログへ書き込みするといって盛り上がっています(ごめんなさい)。
コメントするときの名前は何がいい?と聞かれ「メタボ父」にしてはと言っておきました。
本名フルネームで、書き込みしようとしていたんですよお。。。。

by みその (2008-03-30 13:11) 

azm

みその様、アッシー様
まだこのネタで続いてしまいますが・・・・・・(^^;
卒業は大ヒット映画でしたね。ダスティン・ホフマンが一躍有名になりました。
少し前ですが、ドイツ車audiのCMが映画”卒業”のパロディで作成されました。なんとダスティン・ホフマンも出ていますよ。
http://popo0308.blog.so-net.ne.jp/2007-12-05

では、うちのブログにもコメントよろしくお願いしますねー(^^;
by azm (2008-04-02 12:10) 

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