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音楽 AC/DCの時代を超える新しさ、に仰天した瞬間! [音楽]

突然ですが、皆様にとって「名言」とは、どんなものでしょうか?

結婚披露宴で、来賓が得意満面に語る人生教訓--とんでもない!岩波文庫「○○名言集」に掲載のありがたいお言葉--NGっす!それでは、相田みつをか?--なめとんかいッ!!

日常の何気な~い空気の中で、ポツッと誰かが口にしたセリフ。それが、場のツボにピタッとはまった時こそ、名言と呼ぶにふさわしい、ワタクシはそう思います。

「携帯電話を手離さないヤツほど、メイル返信がおそい」、先週聞いたのですが、鋭いと思いません?いまいちか?

カニ.jpg数年前、友人たちと北海道の釧路へ旅行したときのことです。大量のカニの差し入れをいただき、メンバー8人は有頂天で、ホテルの一室でカニを食べ始めました。でも、カニって味が濃くて、意外に沢山は食べられないんです。30分後、案の定、全員がカニを食べることを苦痛、いや、拷問とさえ感じかけた時でした。Aさんの口からポツリと出た名言 :

「---これ以上食べたら、キライになっちゃう。。。」

どうです、見事なお言葉でしょう!!「満腹で、もう食えない」は誰でも言えます。でも「これ以上食べたら、キライになっちゃう」は、そこから一歩踏み込んだ「たっぷり食べた満足感と、それ以上食べられない悲しみ」が混合した苦悩だけでなく、「好きなのに嫌い」という恋愛ジレンマ=人生の機微をも表現しているのです--って、おおげさに分析してどうする!?

爾来、ワタクシは、この名言を公私で濫用、「これ以上、○○したら、嫌いになっちゃう」で、相手を煙に巻いているのであります。

さて、本題です--って、今までは枕だったのかよ!?

先日、ロック好きのSさんと飲んだときに、ロックバンド「AC/DC」ネタで盛り上がりました。そこで飛び出したSさんの名言 :

「AC/DCのアルバムって、4曲目から同じ曲に聞こえるよね」。

恐れ入りました。「AC/DCの曲ってどれも同じだよね」ではなく4曲目からという定量的な限定。区切ることで、AC/DCへの造詣と愛が滲み出ている、至極、名言であります!

さて、いよいよ、本題です---って、今のも、枕だったんかい!!

AC/DCは1975年のデビュー。トータル・アルバムセールス1億枚以上というモンスターバンドです。猪突猛進の直線攻撃的な楽曲、怒涛のリフで、熱狂的人気を誇っております(雑誌のバンド紹介みたいですいません)。学童姿で飛び跳ねるギターのアンガス・ヤングのパフォーマンスがすごい!もちろん、ブライアン・ジョンソンの激情ボーカルも必聴。代表的名盤は、ボーカルが、ボン・スコット(事故死)から、ジョンソンに代わった直後のアルバム、1000万枚の売り上げを誇る「BACK IN BLACK」(1980年、下写真)でしょうか。

ACDCバックインブラック.jpgACDC写真.jpg

さてAC/DCの既発18タイトルが、今年1月、紙ジャケ仕様で再発売されました。懐かしくて「地獄のハイウェイ」「悪魔の招待状」の2枚を購入。さっそくプレーヤーにかけると、昔なじんだ演奏がスピーカーから流れてきました。でも次の瞬間にビックリしたのでした、その音楽は、懐かしいどころか、ものすごく新しく響いたのです

ACDC地獄のハイウエイ.jpgACDC悪魔の招待状.jpg

20年以上前の作品とは思えません。月並みな表現ですが、AC/DCの音楽は、完全に時代を超越していたと感じたのです。彼らのオリジナリティに改めて大感動した次第です。

ワタクシ、考えました。70年代から活動していながら「新しさ」を失わないアーチストは他にいないのか!?

さっそく、自宅の3段スライドCD棚に収納されている約3000枚の保有CDから、キャリア30年のロック/ポップス系アーチストのアルバムをピックアップして、じっくり聴きなおしたのであります。

その調査の結果、「いまだ色あせない70年代デビューのアーチスト」を続々発見したのです!てなわけで、次回記事で続きはご報告しますね。

最後に、AC/DCをご存じない方のために、YouTubeのライブ映像をご紹介しましょう。キワモノっぽいステージ・パフォーマンスでさえ、確固たる評価を得ており、まさしく孤高のロックの至宝!といえましょう。AC/DC、エクセレントなり!

AC/DC「地獄のハイウェイ」のライブ映像を観る ここをクリック

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AC/DC命

アッシーさん、こんにちわ。

AC/DC命を名乗る以上、だまってる訳にはいきません。
全く同感です。とっても新鮮です。
家にライブDVDがあるのですが、1曲目のThunderstruckが始まると、体が自然に動きだし、2曲目のShoot to thrillが始まると、完全にリズムマシーン、3曲目のBack in blackが始まると、自然に頭が前後に動きだすのですが、なぜか4曲目以降は記憶が消え、気がつくと最後(23曲目)のFor those about to rockで幕を閉じます。
いずれにしても、凄い個性ですよね。
知らない曲でも、イントロで分かるバンドはそうそうないです。

by AC/DC命 (2008-04-07 01:34) 

アッシー映画男

To AC/DC命様、 
コメントありがとうございます!「4曲目」以降はやはり記憶が消えますか。うーん、違った意味で恐るべしですね。「知らない曲でもイントロで分かる」というのも実に適切な評価ですよね。
どこを切っても金太郎、ならぬ、どこを聴いてもAC/DC---というわけで曲のバリエーション自体は少ないと思うんですが、そのことまで、プラスの個性にしちゃってますよねえ。

by アッシー映画男 (2008-04-09 01:20) 

LINN

アッシー映画男様

はじめましてへヴィメタル系のサイトを漂流していて辿り着きました
アポカリプティカにAC/DC、DIO・・そしてクラシック幅広い知識に感服しました
これからもちょくちょく訪問しますので宜しくお願いします

私もAC/DCのファンを標榜していたのですが実はCDを全て持っていなかったので
紙ジャケを18枚すべて大人買いしてしまいました(隣のレジで浜崎あゆみのCDを買っていたにーちゃんが目ん玉ひん剥いてましたが・・・)
で、このコメントを見て1枚目から聴き直しましたがリフはほんとに単純!でも心に響く!首が揺れる!・・・と、知っている人なら分かると思いますが
ボーカルはボンスコットもブライアンジョンソンも唄はかなり癖が強いのですがそれでも惹かれてしまうのですよね(日本ではその昔、歌謡界の時代の名残か楽曲より唄がひいては声が重視される傾向が強いのできっと受け入れがたいのでしょう、欧州で人気のデス、ゴシック系も然りかと)
やはり人間の耳に残る音というのは限られているのでしょうmaster of puppetsやsmoke on the water、本当に単純なメロディとリフですから

話の論点が見えなくなってきましたが、2001年に続く再来日と新譜の発売を祈念して!

AC/DCの名プロデューサー「ロバート・ジョン“マット”ランジ 」の嫁さんshania twainを聞きながら

今度は是非、還暦を過ぎたグラハムボネットや70年代の名作MELLOW CANDLE/Swaddling Songs の記事をお願い致します
by LINN (2008-04-24 10:34) 

アッシー映画男

To LINN様、

コメントありがとうございます!いやー、来ましたね、紙ジャケ再発CD、18枚全部をご購入された方がいらっしゃたとは!恐れ入りました!
(発売元も喜んでいることでしょう!)

私はボン・スコットよりも、ブライアン・ジョンソンが気に入ってます。
ブライアン・ジョンソンがAC/DCに入る前にやっていた、ジョーディーというバンドが好きでした。(長く廃盤でしたが、昨年、限定復刻しました。オンラインショップで買おうとしているのですが、どこも売り切れです)。
ここでは、ブライアンの絶叫歌唱だけでなく、泣きの歌唱も堪能できます。「朝日のあたる家」が絶品でした。

おっと、私も話がずれてしまいましたね。

グラハム・ボネットのネタは、記事ではなくコメント返信にちらっと書かせていただきました(以下に抜粋します)。奥が深いネタなのでじっくり熟成させたいものです。
近々、今年買ったメタル系CD(新譜)の紹介をしようかと思っていました。ホワイトスネイク、RAGE、AVANTASIA、そして今年解散のヘラコプターズなどです。ぜひまた、のぞいてくださいませ!

ところで、お名前LINN様の、LINN、想像するに、もしやオーディオマニアの方でしょうか?

== 過去の返信コメントからグラハム関係を抜粋 ==

>レインボーはリッチーのわがまま(移り気)からメンバーチェンジの激しいバンドでした。ロニーの後任ボーカリストの、グラハム・ボネットは、リッチーの執拗な意地悪に耐えかねて、アルバムレコーディングの途中に「行方不明」になったという、お子様な過去を持っていますよね。とほほ。
インペリテリで延び延びとお歌いになるグラハム、あの時、行方不明になってレインボーを脱退し、ホント良かったです。
しかしですね、悪い女にだまされて(?)インチキ・ルネサンス音楽をやっているリッチー・ブラックモアこそ、一番のボケオヤジ、とも言えますよね。

by アッシー映画男 (2008-04-25 00:41) 

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