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音楽 ゲイリー・ムーアでいこう!! [音楽]

先週、品川区大井町の居酒屋「総本家 唐とん」で元同僚らと3人でゆるっと飲みました。

この「唐とん」というお店、東京23区で一番、安いのでは?という廉価ながら、なかなか美味なのです。今日はこの店を紹介したいくらいですが、一応、「映画と音楽のブログ」なんで、がまんがまん。。。

ちなみに、当日の写真(以下)、真ん中がワタクシです、「20世紀少年」の竜雷太を意識して、眉毛を逆八の字につり上げてみましたが、いかがでしょう?(どうでもいいか)。

大井町飲み会.JPG

飲み会で「サラリーマンNEO」というNHKらしからぬコント番組の話題が出ました。音楽好きのS氏(写真右)が「セクスィー部長のコントで、ゲイリー・ムーアの曲がバックに流れているゾ!」と熱く語りはじめたのです。

おおっ、ワタクシの体に衝撃が走りました。たしかにセクスィー部長(沢村一樹)が登場するときゲイリー・ムーアの名曲「パリの散歩道」が流れている!

べたべたな演歌テイストから飛びだす、ギュイイイ~~ンと伸ばしまくりのギターサウンドが、セクスィー部長の画にあまりにピッタリなのでした。

ゲイリー・ムーア アイルランド出身 ギタリスト&シンガー 52年生まれ

てなわけで、テーマはゲイリー・ムーア様であります。それって誰?という皆さまに「パリの散歩道」を演奏する雄姿をYouTube画像でどうぞ!

ゲイリー・ムーア「パリの散歩道」(ライブ)→ ここをクリック

どうっす?演歌調ブルーズ魂炸裂の、渋い歌声と泣きのギターは?しびれませんか!?

もちろん、これはロックではありません。もともと、彼はバリバリのハード・ロック・ギタリストでしたが、なぜか80年代後半から急激に「非ロック化」したのです。

まるで、シュルレアリズム絵画の旗手キリコが、突如、アカデミックな古典主義に変貌したような。あるいは、アリスの堀内孝雄がいつの間にか演歌歌手になったとか---そうです、「転んだ」アーチストの事例は、枚挙にいとまがないですが、「ロックしなくなったゲイリー・ムーア」ほど残念なケースはないのです。

70年~80年代のロックするゲイリーは実にカッコよく、シン・リジーのアルバム「ブラック・ローズ」で彼の美点を堪能できます。盟友フィル・ライノットとの相性は抜群で、ゲイリーのギターからは、アイリッシュ・メンタリティに裏打ちされた絶妙のメロディが連発されます

ギター・テクだけ見れば、彼以上のプレイヤーはいくらでもいるでしょう。しかし、独特の音色とメロディへの感情の込めっぷりは、ゲイリーだけのものであります。

ワタクシの大好きな、シン・リジーのアルバム「ブラック・ローズ」から1曲目を、YouTubeからどうぞ。この「安っぽい寸劇」まがいのミュージックビデオが、良い味を出していますねえ。

シン・リジ-「Do Anything You want toここをクリック

って、おいおいっ!肝心のゲイリー・ムーアがほとんど写ってないぞ!?ボーカルのフィル・ライノット御大のお顔が邪魔で見えない?(それにしても顔が長いなあ、フィルは)

いまひとつだったので、次はゲイリー・ムーアの最後のロックアルバム、87年「ワイルド・フロンティア」の名曲をライブでどうぞ。

ゲイリー・ムーアOver the hills and far away」→ここをクリック

どうです、全体を包みこむケルトな雰囲気、サビの単純ながらも力強い歌唱、そのあとのギターソロに、ビリッとしびれるのはワタクシだけでしょうか?

今日は、大好きなゲイリー・ムーアを脈絡なく紹介させていただきました。あーーー満足!

最後に、彼に言いたい、「少しは痩せろよな!」と!1987年と、2007年のアルバム・ジャケットを以下に並べてみましたが、20年で完全にメタボ変貌しています!アーチストは外見も大事ですから、っていうか、アルバムジャケットに顔のアップは載せないでよ!

ゲイリームーアワイルド.jpgゲイリームーアCLOSE.jpg

皆さまもゲイリー・ムーア様を、ぜひ、応援して下さいませ。ハードロックする彼を、もう一度みたい!

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コメント 15

博多ちわわ

こんばんは。突如登場のゲイリー・ムーアの記事、充実ですね。
ロックしているゲイリー・ムーアは懐かしいです。忘れかけていました。YouTubeにはいろんな画像があるのだな、と感心しました。

シン・リジーの「Do Anything You want to do」ですが、邦題は「ヤツらはデンジャラス!!」ですね。「弾突」以上に凄い邦題です。

ところで、1987年のゲイリー・ムーアのライブ映像ですが、すでに彼はメタボ化していませんか?
by 博多ちわわ (2008-09-28 22:02) 

ねこのドンちゃん

うわ!シブ!!人間国宝ゲイリームーア!先週ブックオフでcorridor of powerみつけてまたハマッてたんですよね。ナイスタイミングなアッシー様!今のブルース命なゲイリーもいいけど最高傑作はやはりwild fronter!今のゲイリーもすんごくシブくていいんですが…アッシー様!ゲイリームーアに限っては見た目じゃありませんぞ!こんな職人気質なミュージシャン今は既に絶滅危惧種なんですから!!! 確か「パリの散歩道」はヒロミGO様がカバーしたはず。世界一の女性ボーカリスト浜田麻里や故(マジ残念です) 本田美奈子も曲もらってましたね。麻里ちゃん最高!!セクシー衣装と4オクターブ半のすんごいノドに鼻血ブ―――!

by ねこのドンちゃん (2008-09-28 22:32) 

みその

サラリーマンNEO、面白いですよね。大好きです。
ゲイリーさんのギターは知りませんでしたが、チェックしたところ、セクスィー部長の登場シーンではなく、オチのシーンで流れていますよ。細かい指摘ですいませんが。
ゲイリーさんのギターは、ほんと、グイーーンという表現がぴったりでセクスィーです(笑)

ご紹介のYouTubeのなかでエリック・シンガーという人が、名前は”シンガー”なのに歌手じゃなくドラマーなんですね。あっ、ハードロック界では、そこは突っ込むところじゃないんですか?シッツレイしましたぁぁぁ。
by みその (2008-09-29 08:57) 

亮

ゲイリー・ムーア、知りませんでした。
正確にいうと、顔は全く知りませんでした。
おっしゃるとおり、ちょっとやせたほうが・・・
でも、べたべたな演歌テイストなぎたーの音はかっこいいですね。


ちょっと風邪をひいておりました。
寒くなりましたので、お体にはお気をつけください。
by (2008-09-30 07:50) 

ねこのドンちゃん

それから ゲイリームーアの最後のロックアルバムは「アフター・ザ・ウォー」ですよ!
オジーオズボーンがゲスト参加してましたよ。 まちがいみっけ! いわゆる「大人の事情」で作られた作品の様でゲイリーにしてはあまりいいアルバムではありませんでしたけど…彼日本やヨーロッパではメチャうけたのにアメリカではメタル崩れだのなんだのと有り得ない位冷遇されてしまってロックアルバムやりたくなくなったんでしょうかね…
by ねこのドンちゃん (2008-09-30 09:45) 

アッシー映画男

To 博多ちわわ様、
あははは、そうです、「ヤツらはデンジャラス!!」って、どうゆう邦題なのよ?って気分でしたね。要は「やりたいことをやれ!」って言ってるくらいのもんで、それでデンジャラスでもないよって。
お見事なツッコミ、ありがとうございます。

1987年のマリリン---じゃなく、1987年のゲイリー・ムーア、たしかに「既に」メタボですねえ。レコードのジャケ写真は詐称って事ですかね?
by アッシー映画男 (2008-10-01 01:00) 

アッシー映画男

To ねこのドちゃん様、
おっとコメント2つ、ありがとうございます。おお、間違い発見されちゃいましたね!
どうも「ワイルド・フロンティア」の印象が強すぎて、「最後の」な~んて枕言葉を付けてしまいました。
そうそう、本田美奈子への「クロス」(愛の十字架、でしたっけ?)の提供で日本では有名(?)なゲイリー。
ヒロミGO!もゲイリーをカバーしていましたねえ。
最近では、女性ボーカルのメロディアス・メタルバンドのナイトウイッシュが、「Over the hills and far away」をカバーしていたりしますね。ちょっとドラマチック感を強調しすぎて、良い感じはしませんが。。。

ゲイリー・ムーアの評価については、ねこのドンちゃん様のご指摘どおりですね。なぜか、ピュア・ハードロック(そんなもん、幻想だと思うけど)のリスナーからは、ゲイリーの良い評価が聴けません。
リフやメロディの「分かりやすさ」がかえって、薄ぺっらく俗っぽく見えてしまうのかもしれませんね。
ワタクシなどは、ジューダス・プリーストの新譜なんかを聴くと、マニア評価が高くても、さっぱり感動しないのですが。。。誰でも分かる良さ、という事の偉大さをもっと見直して欲しいものです。
by アッシー映画男 (2008-10-01 01:09) 

アッシー映画男

To みその様、
サラリーマンNEO、いい感じですよねえ。でも、会社にはいるんですよね、NEOのコントネタになりそうな奴らが。実在するんです。怖いなー。
(ちょっと、ここではご披露できませんが)

シンガーなのに、ドラマーとはこれ如何に?うーん、そのツッコミはやはりロック界ではNGですな。
そんなツッコミをするから、YOSHIKIが相撲協会を批判するのでね--いや全然違いますから!!
by アッシー映画男 (2008-10-01 01:22) 

アッシー映画男

To 亮様、
コメントありがとうございました。そうですね、たしかにゲイリー・ムーアの面相は知らないほうが良かったかもしれませんね。
古いネタで恐縮ですが、歌声を聴いてイメージしたいた容貌と、現物の落差があまりに大きかった人物といえば、クリストファー・クロスでしょうか。(ゲイリーはそこまではいかないけど)。
天童よしみほど見慣れると問題ないんですけど---って、そうゆう話ではないですね。
スターダスト・レビューの根本要さんも、最初からお顔を知ってたら特に違和感はないけど、歌声しか知らずに、初めてお顔を観ると「おおっ!」となりそうです。

風邪をひかれたとはいけませんね。気を付けてくださいませ。
関東は寒いうえに雨でした。季節の変わり目をひしひしと感じますね。

by アッシー映画男 (2008-10-01 01:28) 

AC/DC命

アッシー様、
先日はどうもです。
サラリーマンNeoもシーズン3は最終回を迎えましたね。
セクスイー常務の登場にはひっくり返りました。。。。。

ところで、Gary部長ですか。
年の頃は役職定年ですね?
小生もライブのDVDを持ってるので、パリの散歩道は見た事があったのですが、Do anything you want toには参りました。
懐かしすぎです。何十年前のヒット曲のビデオを初めて見て、時代を感じましたね。。。

ところで、小生が一番好きなGary Moorがギターを弾いている曲はKillerという曲で、Over the topというCozy Powellのソロアルバムに収録されてます。
Cozyのヘビードラミングで超アップテンポで始まり、最後までギター弾きまくりです。結構、Garyのギターはワンパターンで、2曲聞くと飽きるのですが、この曲は何度聞いても素晴らしい。Instrumentalだって事もあって、彼のスタジオ演奏の曲の中では一番弾きまくって(しかも、とてもスリリング)ると思います。
ちなみに、B面に2曲、Dave Clempsonという聞いた事の無いギタリストが弾いている曲(Sweet Poison, The Loner)が有るのですが、この2曲も素晴らしい。。。
お薦めです。。



by AC/DC命 (2008-10-01 21:50) 

ねこのドンちゃん

ジューダスプリーストの新譜は私にもよくわかりません…… ペインキラーは最高ですが!
ゲイリームーアのロックアルバムあと一枚だけでもよいからだして欲しいですね!
私は「パリの散歩道」のインストバージョンが1番すきです。ラストの方の弾きまくりのギターソロは今の若い人には「無駄な早弾き」になるのでしょうかね?そういえばロングバージョンとして弾きまくりギターソロを追加した曲が何曲かありましたねぇ~ そっちの方がよく感じたのは私だけ?
by ねこのドンちゃん (2008-10-03 13:36) 

アッシー映画男

To AC/DC命様、
こちらこそ先日はどうもどうも!(とブログのコメント欄で、ご挨拶するのもいい感じですねえ)。

コージーのアルバム「Over the Top」、アルバムジャケットが、望月三起也の「ワイルドセブン」みたいにカッコよく、知ってはいましたが、聞いたのはAC/DC命様に教えていただいて2年前くらいでしょうか。

いや、これはいいですねえ。天才コージー次長VS鬼才ゲイリー部長のケミストリーは最高です。
コージーといえば、どうも千手観音ジャケの「オクトパス」のイメージが強かったのですが(あれも名作ですよね?)、「Over the top」で決まりでしょうね。

それにしても、ゲイリー部長の「Over the hills and far away」といい、コージー次長の「Over the top」といい、どうも「山越え」が好きな皆様ですねえ。

オフコースに、ずばり「Over」というタイトルのアルバムがありましたが、これもゲイリー部長の流れでしょうか?
小田和正課長、鈴木康博課長代理に、確認したいところです。
by アッシー映画男 (2008-10-05 09:39) 

アッシー映画男

To ねこのドンちゃん様、
ひーー、ジューダスの新譜はにっちもさっちもいきませんね。ノストラダムスの大冒険--じゃなく、大予言かあ、みたいな。
で、なんで今、そんなコンセプトアルバムなのよ?って。遅れてきた世紀末でしょうか?
数年前にオリジナルメンバーで華々しく(?)復活したときのアルバムにはそれなりにびりびり来たのに、ここにきて、どうなのよ?この方向性?メタルゴッドはご乱心??

ペインキラーは最高ですよねえ!3年前のジューダス武道館公演に行ったとき、ワタクシの4列ほど前の観客が、ペインキラーの販促Tシャツを着ていて、それがうらやましくて、ステージに身が入りませんでした。
まあ、今のロブ・ハルフォードはほとんど動きませんので(ロボット・アクションっていうか、老化?)、ステージを見る必要もないんだけど。
ちなみに、ワタクシはアルバムだと「ブリティッシュ・スチール」が好きですね~。って、ジューダスのネタが長くてすいません。

で、ゲイリー・ムーアの「パリの散歩道」。ライブ映像を含めると、すごい数のバージョンがあって、これはマニア心をくすぐりますよね。
間奏のチョーキング時間が、だんだん長くなり、ついに1分間を超えたあたりからあきれ果ててしまい、そこからはさすがに駄目ですね。
弾きまくりソロは嫌いじゃないけど、たしかに今の若い方々から見えば、エネルギーの無駄以外のなにものでもないでしょうね。
ワタクシのブログにコメントくださるロック好きの0.1トンの男様が書いていましたが、最近は「リフ」や「フィル」という概念がなくなりつつありますよね。正確な8分刻みじゃあ、ワタクシのようなオールド・ファンは満足できません。

ゲイリー様に関しては、好みの問題はありますが、どこまでも「俺流」ブルーズ魂を炸裂させる、その時代錯誤なテイストはむしろ素晴らしいともいえますね。
それにしても、もう少し痩せろって!って、まとめでしょうか?
by アッシー映画男 (2008-10-05 09:52) 

博多ちわわ

アッシー様、おはようございます。
コージーの「over the top」の、”Over”は、超える、の意味ですが、オフコースのアルバムタイトルの”Over”は、終わり、という意味と思ってます。
オフコースはこの前作が「We are」で、2枚を続けると、We are over、で近い将来の解散を示唆しているとのことでしたね(実際に解散しましたが)。
微妙な指摘ですいません!ちなみにアルバム発表は、オフコースの「Over」のほうが早いはずですね。
小田和正さんは、課長ではなく副社長くらい?
by 博多ちわわ (2008-10-06 07:00) 

アッシー映画男

To 博多ちわわ様、
どーもー、返信遅れてスイマセン。「over」問題、ご指摘のとおりですね!そして、オフコースのほうがゲイリー先生のアルバムより先に出ていますから、小田和正さんは、ゲイリーよりも役職が上!!

おお、さすが!会社の年功序列制度、やはり恐るべしですね!!
by アッシー映画男 (2008-10-10 08:25) 

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