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映画 「ジャンパー」、おバカな若造の暴挙を許すな! [映画]

スターウオーズのアナキン(後のダースベーダー)ことイケメン俳優ヘイデン・クリステンセン主演のSFアドベンチャー「ジャンパー」を拝見しましたよ。

ワタクシ、自分は、ボケ映画に寛容な男と自負してましたが、「ジャンパー」ほどポンコツなボケ全開作品には、さすがに絶句しました。。。

ちなみに、昨年観たポンコツ映画トップ1は、オダギリジョー主演「パビリオン 山椒魚」でした。とほほ。

ジャンパー 2007/米 

出演 ヘイデン・クリステンセン、ジェイミー・ベル、サミュエル・L・ジャクション

さて「ジャンパー」です。

とにかく主人公がノータリンでイラッ

テレポート能力持つ彼は、一瞬で地球の裏側にも瞬間移動できるんです。(これを「ジャンプ」という)。朝はエジプト、昼はスペイン、夜はイギリスな~んて、お気楽なジャンパー生活を送ってる。

しかし、行先がベタだよねえ、ここはマイナー狙いでいってほしいよ。朝は千葉県の鋸山、昼は札幌の藻岩山、夜は大阪の万博公園---ありえないか。

ジャンパーのヘイデン3.jpg

ヘイデン小僧は、額に汗して働く必要がありません、なぜなら銀行の金庫にジャンプすれば、銭は濡れ手に泡で手に入るから…って、お前、ただのドロボーじゃねえか!?

年始に皆さんもTVで観るでしょう。地方の成人式で、市長の挨拶を妨害し、酔っ払って暴れて式典を台無しにする阿呆な若造たち。あのレベルなのですよ、この映画の主人公は。もう、バカバカバカッ!!(って、比較が違うか)。

そんなタクランケ(北海道弁)のヘイデン君に、天の制裁か、強敵が現れます。

出演作を選ばずアメリカの田口トモロヲとも呼ばれる、大御所サミュエル・L・ジャクソンさんの率いる「ジャンパー狩り」集団

ノータリンのヘイデン、すっかりサミュエルさんに目をつけられ、ピンチにつぐピンチ!

 

ジャンパーのヘイデン2.jpgジャンパーのヘイデン.jpg

 

ここで反省し、真っ当な人間に更生するか、と思いきや、そうは問屋が卸さない。

中学生の頃に思いを寄せていいた女の子に会うべく、故郷に向かう彼氏。(リュックに盗んだ札束積めてだぜ---おいおい!!)。

彼女と会うや、ヘイデン君、職業を騙りローマ旅行に誘います--結婚詐欺師か、おまえは!?

でも、なぜか、ローマにノコノコついてくる彼女(普通、いかねえよ!)。ラテン空気に舞い上がった彼女、ローマ観光もそこそこにヘイデンとのベットインときた---この女も、どうかしているな!

高田純次先生なら「サイトシーイングよりインサート?」とつぶやくことでしょう

さて、観光名所コロシアムで彼女といちゃつくヘイデン君。お約束どおりに現れるジャンパー狩り集団。危ないヘイデン!そこへ、突然、別のジャンパーが登場し、窮地を救います。このひと、リトル・ダンサーで主演のジェイミー・ベルだ!(「リトル--」以降の代表作が「キング・コング」ってのもどうかと思うが)

ジャンパーのサミュエルさん.jpg

---で、彼ら、とりあえず東京(新橋か赤坂か)に男子ペア・ジャンプします(そんなパロCGありましたね)。しかし、なぜ、このタイミングで東京?日本の観客へのサービス・ショット??

そして、地面に固定されないものなら一緒にジャンプができると、能書きを垂れるジェイミー(なんと映画的なご都合主義?)。

それを証明するかのように、盗んだ車で東京都心を暴走ドライブだ!車ごとジャンプするから絶対に事故らない----って、その暴走の目的はなんなのよ??

そもそも、車はいらんだろうよ?もう、日本人にとっては国辱ものですぜ。

そして二人は、さらなる敵との死闘に向け、決意を新たにするのであった。ブルブルッ(←武者震い)

クローズZEROなみの、ジャンパー狩り集団との最後の決戦がはじまります---

さて、以上、長々と映画「前半」を語らせていただきました。

もちろん、映画後半も、ヘイデンのドジっぷりは衰えることを知りません

無配慮、無鉄砲、無能ときた。油断して、無関係な彼女(ローマでの相手)を人質に取られる、だらしなさ。ギャッ!!

なんでもいいんだけど、一応、この映画って、若手俳優ホープ(?)二人を主演に据えたSFアドベンチャーのつもりでしょう?

でもねえ、他人様の金をかすめとって優雅な生活をしているようなやつあヒーローではなく「悪役」ですぜ。

正義の味方は、サミュエル・L・ジャクソン演じる「ジャンパー狩り」のほうではないかい??

ローマにまで連れてこられ、ジャンパーの戦争に巻き込まれた女の子こそ、いい迷惑です。ベットインの相手がダースベイダー--じゃなく、最低の泥棒野郎なんて同情します---と思いきや、ラストシーンで、すっかり仲直りしたバカップル

「じゃあ、次はどこにジャンプしようか?」「あなたの好きなところでいいわよ、うっふん!」なんて---お前も泥棒の共犯かよ!!

君たち、浅草花やしきか、房総マザー牧場にでもジャンプしなさい!!

でも、恐ろしいことですが、これ、続編ありますよ。おおおおーーーー、どうするどうする?

続編作るなら、サミュエルおじさんを主演にしてほしいですね!

悪のジャンパー集団を打ち砕け!サミュエル!

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コメント 6

みその

ジャンパー、アッシー映画男さまもビックリしたようですね。私は、意外に(?)そうでもなく、楽しめちゃいましたよ。
主演をローランド(サミュエル・L・ジャクソンの役名)にしたほうが映画としては、かっこいいかもしれません。でもヘイデンの悪役は、あまりにヨワッチョロイのでは?(笑)
一緒に観にいった友人は「主人公の俳優、芝居が下手だねえーー」と感心しておりました。それも納得(笑)。

私事ですが、4月になって、私にもやっと会社の後輩ができました。
私は、昨年入社なので1年間は「新入社員」だったのです。
アッシー映画男さんのブログを紹介しておきますね。
では、そろそろ出社しますーーー
by みその (2008-04-03 07:21) 

Kelly

「ジャンパー」、記事になりましたね!^^v

ヘイデンへのツッコミ、グ~~ッ(←エド・はるみ風に)ですね!(笑)

続編は、サミュエルおじさんを主役にした、悪ガキジャンパー軍団を一網打尽にする話にすればいいのに・・・と、思っていたところへ、同じご意見を書かれており先を越されてしまったようです。(笑)


by Kelly (2008-04-03 12:52) 

アッシー映画男

To みその様、
朝のお忙しいなか、出社前の書き込みありがとうございます。
そうですか、みそのさんは入社2年目ですか、素晴らしい!
ワタクシなど、入社21年目ですよ!かなり枯れているなあ。
ジャンパーですが、決して「悪い映画」ではありません!(言い訳?)
映画だから--という条件を超越したボケ設定が問題ですよね。
無分別を絵に描いたような主人公に、シンパシーを感じる観客が何人いることでしょう?とほほほほ。。。

by アッシー映画男 (2008-04-04 03:04) 

アッシー映画男

To Kelly様、
サミュエルさんのほうが、全体、正しいような気がするんですが、映画的には悪者にしなくてはならず、ジャンパーの家族までも殺す悪党に仕立てる「無理やり感」が痛いですね。とってつけたような。
どうやら特殊能力を持つと悪事(今回は銀行強盗)に走るのが当たり前のようですね。
ケビン・ベーコン主演の「インビジブル」という映画がありますがご存じですか?主人公の学者は人体実験で透明人間になってしまうのですが、透明になってやることは元彼女のエッチをこっそり拝見する、とか、うたたねしている同僚の女性のブラウスを脱がせるとか、スケールの小さすぎる悪事を働くわけです。
これこそ映画を超えたリアル!男の性(願望)でしょうか?って、リアルすぎるよなあ。

by アッシー映画男 (2008-04-04 03:34) 

Kelly

ケビン・ベーコンのインヴィジブル、もちろん存じておりますよん。

ケビン・ベーコン、最近見ませんが、あまりハンサムではないけれど彼は好きな俳優です。(マット・デイモンも!)

まあ、透明人間になったら真っ先に考えることや、やってみたいことってのはあんなことなんでしょうね。(笑)
ストーカー的な感覚ってのは、人間の本性なんでしょうか?!

刻々とケビンの形相が変わっていくとこは、怖かったですね。

むか~し、「透明人間」という映画があったのはご存知ですか?
ちょっとコメディーっぽいやつ。(別にコメディーでもなかったのかもしれませんが・・・)

人間は、透明人間にあこがれるものなんでしょうね。ジャンパーもある意味、透明人間に通ずるものがありますもんね。
正体を明かさず、自分の隠れた欲求を満たせるというか悪事に手を染めても追跡されることがない・・・というような・・・。
by Kelly (2008-04-04 09:01) 

アッシー映画男

To Kelly様、
「透明人間」、スイマセン、分かりません。。ピンク・レディーが出演しているわけではありませんね?(弱いボケですいません)
ジャンパーに近い映画を思い出しました。
大昔(1950年代?)の洋画ですが、主人公は「どんなものも通り抜けられる」能力を持っているのです。
能力を身につけた主人公がやることは、やっぱり銀行強盗---おいおい、そこは定番なのかよ!?
強盗後に金庫の壁を通り抜けるとき、ドル札を一枚、落してしまうのですが、札が壁に半分埋め込まれたように残っているシーンが怖い。
しかし、ジャンパーにしてもですよ、身につけた衣類は一緒にジャンプする、って都合良すぎませんか?巨大化してもハルクはパンツをはいているとか。無理がありますよね?
「ファンタスティック4」の、可愛いヒロイン、ジェシカ・アルバちゃんは透明になる超能力を持っていますが、衣類は消えないので、透明化する際は、きちんと素っ裸になっています。(観客へのサービス・ショット、ありがとう)。
これこそあるべき姿でしょうね!!

by アッシー映画男 (2008-04-05 08:09) 

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