映画 「ディザスター・ムービー おバカは地球を救う」、このバカバカしさに笑ってこそ映画ファンだ！ [映画]
今年もやってきました、この映画の季節が！
バカバカしいにもほどがある！と、真面目な映画ファンは怒るであろうか？
いや、違います、こいつを楽しんでこそ、本物（？）の映画＆音楽ファンといえましょう。
ディザスター・ムービー おバカは地球を救う 08年米
過去1年間の大ヒット・ムービーをパロディにし、脈絡なくつなぎ合わせた、超ナンセンス＆脱力なおバカ映画「絶叫計画」シリーズの最新作であります！
映画館内は、ユルさ・アホらしさに「笑える人」と「笑えない人」に真っ二つ、ねじれ国会状態だ！
今回はデイ・アフター・トゥモロー＆クローバー・フィールドばりの地球壊滅パニックを軸に、「あの映画」「この映画」のネタがちりばめられます。
まず冒頭。主人公が、地球壊滅のお告げを受けるシーン。「紀元前一万年」のパロです。マンモスから逃げまどう原始人（主人公です）に、さらにサーベルタイガー（牙虎）が追いうちをかける－－－と思いきや正体は牙を伸ばしたエイミー・ワインハウス！（もちろんご本人ではありません）。ガソリンをがぶ飲みするエイミー、ゲップ連発しまくって、いわく、「地球を救うには、クルスタル・スカルを神殿に戻すしかない！」（うわあ、唐突に「インディ・ジョーンズ」ネタになってるし！）
所変わって高校生のパーティ会場。時代は現代です。主人公イケメン兄ちゃん、彼女、親友がご登場。
盛り上がる若者たちの中、なぜか「ノー・カントリー」の、おかっぱ殺人鬼だ！片手にはもちろん圧縮空気ボンベ。「コインの表か裏かで人生、決めるぜ」とつぶやくや否や、身近にいたガキを圧縮空気で秒殺だあ！！Oh、Noooo！
部屋の隅には、ギター弾き語りの、妊娠ハラぼてジュノと、いけてない彼氏！相変わらず意味不明のマニア・ネタで人を煙にまくジュノに、周囲のイライラ度も絶頂だ！（わかる、わかる！）
場違いな美女は、主人公に拳銃を渡し、「弾丸を曲げるのよ！」。発射された弾丸は、彼女の手前でカーブし、背後へ消え－－－と思ったら、ブーメランのように戻って額に命中だ！曲がり過ぎだろ！「ウオンテッド」ネタだと、やっぱりそうくるよなあ？予定調和なベタ・ボケだあ！
と、パーティ会場に響く歓声、「おおっ、J・Tだ！」。颯爽と登場したジャスティン・ティンバーレーク(に、似てもにつかないヘナチョコ）。苦い踊りを披露するJTに、飛んできたのは男モノの汚れたパンツ！ギャッ！！
一方、調子っぱずれの、わざとらいい高音歌声で場を凍らせるジェシカ・シンプソン（のそっくりさん）。あはは~、これは意外な突っ込みですねえ、いいすねえ！
－－ってな調子で、マシンガンのように飛び出すヒット映画（の断片パロディ）＆有名歌手ネタ。
遅ればせながら、ここで映画予告編を、YouTube画像をどうぞ！
突然の轟音と震動！黒い大竜巻が町を襲う！対抗するのはアイアン・マン！でも飛んできた牛の下敷きであっという間に絶命！続いて、同じくアメコミ・ヒーローヘル・ボーイ！って、やっぱり牛の下敷きかあ！
「僕を怒らせるな」とつぶやきながら、衣服が破れて超人ハルクのご登場！って、またしても牛の下敷きかよ！－－－し、しつこい。
竜巻犠牲者はアイドル歌手のハンナ・モンタナだ！石にはさまれ、死んだ！と思いきや、また歌い－－死んだ！と思ったら、また歌い！－－－死んだ！と思ったら－－－－これもしつこいぞ！カラー・ズラが取れたら一同、「マイリー・サイラスだ！」って－－いえ、あの~知ってますから。
元ネタの、ハンナ・モンタナって誰？は→ここをクリック
「セックス・アンド・シティ」のNY4人組。キャリーことサラ・ジェシカ・パーカーって、「顔が長いよなあ」と思っていましたが、本作では、さらに超長顔の男が演じてますよ。これ、笑えるって！
「魔法にかけられて」のお姫様、とんだ食わせ者だし~。三十路どころか、四十路かあ？
後半、主人公とその彼女は、エイミー・ワインハウスのお告げどおり、クリスタル・スカルを神殿に戻しに行くわけです。ところで、どっから出てきた？クリスタル・スカル？？
で、なぜかその神殿が、夜になると展示物が動き始める「ナイト・ミュージアム」の奥にある。
主人公の行く手を阻むのは、恐竜ならぬ、カンフー・パンダや、ベオウルフ！
そうなのよ、ベオウルフって、グレンデル（怪物）退治のとき、素っ裸でしたねえ、変ですねえ、本作は、見事そこをパロってくれました！欧米人にしては、ナイス・ツッコミじゃないか！
んで、収拾つかなくなった本作のトリを飾るのは、世界のヒーロー、インディ・ジョーンズ！しかし、それが・・・なんとも脱力な。。
あ~、この映画は、ぜひ劇場で観て、淀んだワルのりと、バカバカしさに触れてほしいっす。
恒例ではありますが、ワタクシのツボにはまりまくるバカ・パロ映画「絶叫計画シリーズ」、いい、実に良いところを突いてくる！
元ネタを思い出して苦笑いも良し、下ネタに呆れるも良し。。。
ところで、首都圏でさえ、たった数館での上映とはなぜであろう？「感染列島」の上映館を減らしても、「ディザスター・ムービー」を拡大上映してほしいものですなあ。－－－無理か。
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おはよーございます。
観ました、この映画。札幌では、駅ビルのシネコンで上映しているんです。でも観客はちょぼちょぼでした。
中だるみすらお約束、というこのシリーズ、私は大好きですよ。
「セックス・アンド・ザ・シティ」のキャリーと、ジュノのガチンコ対決は笑えましたね！
どの俳優も、ご本人に似ていないのに、微妙にいい味を出しているのが最高でした。ベオウルフは、そっくりでしたね？
by ふくずみ (2009-01-29 08:10)
なんかよくわかりませんが、
むちゃくちゃな映画であることは伝わりました。
思いっきり笑えるか、思いっきり怒りがこみ上げてくるか、
きっとどっちかですね。
このあたりではやらないと思うから、DVDになったら、観てみますね。
by 亮 (2009-01-31 16:10)
To ふくずみ様、あはは、実はワタクシ、この映画、札幌に帰省したときに、ご指摘の札幌駅ビルの映画館で観たのです。
たしかに観客はちょぼちょぼ、でしたねえ。
そうそう、どの俳優も、本人に似ていないのが笑えました。もう「無理やり」って感じがむしろわらえますよね。
ベオウルフはかなりいい感じです。
記事には書きませんでしたが、主人公が実は「ジャンパー」で、チープな瞬間移動を繰り返すネタ（冷蔵庫と今のソファの間とか）、こえでクスッとしましたが、さらに、異国にジャンプしたら、ナルシア国のカリビアン王子の掲げた剣の上にジャンプしてしまい、自分から腹に剣が刺さってしまうネタ、あまりにバカバカしくて大笑いでしたね～。
通信手段に困ったとき、「靴」が携帯電話になっている「ゲット・スマート」のネタ。カッコよく電話をしようとしたら、踏んでいたウンコが顔にべっとり。。。に、苦い笑いですねえ～。
シマリス３兄弟が、デス・メタルを歌いはじめてドン引きーーー寒いネタでこれも大好き！
とにかく、語り始めると止まらないです。
ラスト・シーンの元ネタの「愛のグル」、日本ではDVDストレートの作品なのでしょうけど、ジェシカ・アルバちゃんも出演しているわけだし、劇場公開したまえ！と強く申し上げたいです。ぐわー、マニアック～！
by アッシー映画男 (2009-02-01 11:34)
To 亮様、コメントありがとうございます～。
上映館が少ないのが、このシリーズのさみしさです。
前作「鉄板英雄伝説」などは、関東でも六本木１館だけだったと思います。さらにその前作「最狂絶叫計画」は、お台場１館じゃなかったかな。
ご指摘のとおり、思いっきり笑えるか、無茶苦茶怒りがこみ上げるか、のデジタル評価な映画であろうと思います。
元ネタが分からないと笑いは半減なのですが、分からないところが、また苦々しく笑える、という屈折した作品でもあります。
もしも未見でしたら、シリーズ初期（ホラー・ベース）のDVDから見始めると、「お約束」が分かってより楽しめると思います。意外な有名俳優が出ていたりして、そこも見どころですよ～。
by アッシー映画男 (2009-02-01 11:41)
わー何ですかこれ！超おもろそうやないっすか！！！
ジャスティンにエイミーにＶＩＰ出まくりですね♪
こりゃおもろそう♪ ＳＡＴＣのキャリー役のサラも出てるみたいだし。
でっ！でも不景気なのもあって映画館に足を運べずじまい。。。
景気良くなったらいきたい♪ って既にレンタルされる頃かしら。
最後に見た映画といや、アイアインマンですのでｗｗ
連れの希望によりこれに決まり、
アクションかよ！と思ったけど・・・・
意外におもろかったです、これは♪＾３＾
by まいまいこ (2009-02-08 14:48)
Ｔｏ まいまいこ様、こんにちは！
アイアンマンは面白かったですよね～。チョイ不良オヤジのロバート・ダウニー・Ｊｒがなんともステキだった！
さて「ディザスター・ムービー」ですが、まいまいこ様なら必見だと思いますよ。先日、アメリカのゴシップ雑誌の表紙で「激肥り」が報じられたジェシカ・シンプソンが、めちゃくちゃおちょくられていて痛快です。
ちなみに、その雑誌、激肥りジェシカ・シンプソン写真が、オバマ大統領の写真にかぶってしまい、オバマさんは「手しか」写っていない！
おいおいっ！！！そりゃないだろうって！
by アッシー映画男 (2009-02-11 21:54)
なんですとぉ～～～★
ジェシカ・シンプソンの激太り、だいぶネタに
されてるなんて知らなかったですｗ
しかも大好きなオバマさんの手しか
写ってないなんてｗｗ（日本の首相と違って
インパクト大でスター性を感じるところがイイ！！！）
アメリカは激太りとか激やせとか
こういったネタが多いですね～。
くれぐれもハリウッド俳優のこんなネタのせいで
オバマ様の画像を見れなくしちゃわないよう
気をつけて欲しいものですね、はいｗｗ
by まいまいこ (2009-02-15 17:41)
To まいまいこ様、おおお、さすが食いつきましたか、ジェシカ・シンプソンのネタ。
ジェシカの激太りは、大統領や、妹まで巻き込んでの大騒ぎ（？）ですね！って、なんでそうなるのよ？ってアメリカは不思議な国ですねえ。
by アッシー映画男 (2009-02-19 15:32)