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さあて、ブログ再開だあ!と気合を入れても、そう(SAW)はいくかな~とグズグズなワタクシ。 [映画]

前回ブログ更新は1月6日。今日は8月16日。うわわ、半年以上も放置しちゃいましたね。こんな体たらくじゃいかん、潔くブログを止めようか~と思いつつ、アクセス数をチェックしたら意外や1日数百名の方が当ブログを読んでくださるようで、危ないところで思いとどまりましたよ・・・って、私は富士の樹海に向かう自殺者かっ。当面は「年に2回更新、超スローペース・ブログ」として頑張ろうと思います。それで頑張ってると言えるか微妙ですが。

さて、8年前は年間150本の映画を(映画館で)観てたハイパーなワタクシも、50歳を過ぎてヤキが回り(←日本語が違う気もするが、ドラマっぽい表現ではあります)、最近、めっきり映画を観なくなりました。今は、1ヶ月2本ペースですから1年間でたったの24本。。。本数自慢の場ではないが、これで映画ブログを書くのもおこがましい、って感じますね。

仕事が忙しいとか、映画館から離れた土地に引っ越したという即物的事情はあります。しかし最大の理由は、映画そのものへの興味が減退したこと。充足理由律によれば「すべてのことには理由がある」わけで・・・と小難しい知識をひけらかして、あはは・・・で、一歩突っ込んで「興味が減退した理由」を考えてみますと、

ひとつめ。映画の「先(奥)を見ちゃう感じ」に自分で寂しくなったんです。奥を見ちゃう、といってもワタクシ占い師でもなければ映画関係者でもないので、上映のとたん結末が分かるよ、という意味じゃないです。たとえば、映画を観ながらこう感じるわけです、「この箇所イマイチだけど、作り手はこんな効果を狙ったんだろうなあ(トホホ)」とか「予算の関係で苦肉の策だろうなあ」とか「この俳優を起用したことを監督は絶対後悔したろうなあ」とか、要するに、

下司(げす)の勘繰り、が頭をよぎるのであります。ハマカーン的にいえばゲスの極み・・・いや、そこまで酷くはないけど。いずれにしても映画鑑賞中に、余計な勘繰りが頭をよぎって作品を楽しめないわけ。ま、こんなネガティブ脳内シナプスもいつかは解消されると思うのですがね・・・。

映画への興味減退、ふたつめの理由。日本映画に顕著ですが、ここ数年、全体的に「映画の質が高くなった」んです。そりゃ、めでたいだろ、と反論あるかもしれませんが、天邪鬼なワタクシは「それじゃツマラナイ」のであります。「1800円払って、こんな映画か!」と激怒モードになる作品こそ、私の愛する「ツッコミどころ」が満載ですから。おちゃめな映画(率直に言えばクズ映画)が存在するからこそ、まともな日本映画が光って見えるわけです。全部が全部、均一・均質じゃあつまらんよ、ってことです。

最近めっきり増えたTVドラマの映画版。観る前から「登場人物」「テンポ」から「面白さ」まで約束されているわけでしょ?ストーリーを変え、スケールを大きくしても、根本サプライズはゼロであります。映画館で煮え切らない気分を味わうワタクシであります。

こんなマッタリ状況を打破するには逆療法、ツッコミどころ満載映画の積極生産しかないでしょう。大林宣彦センセイには「HOUSE2」「漂流教室アゲイン」を、あがた森魚さんには「オートバイ少女リターンズ」を監督していただきましょう。本田博太郎さんに北京原人になっていただき、草刈正雄さんはボロをまとって杖ついて砂漠をさまよってほしい。もちろん目黒祐樹さんはルパンを演じてくださいね。最大の目玉作品は、サザンオールスターズ復活との抱き合わせ企画で、桑田佳祐監督「続・稲村ジェーン。ホンモノはオレだ!」で決まり。加勢大周さんと坂本一生さんのダブル主演でお願いしますね。

・・・って、妄想のほうがよっぽど面白いとはどうしたことか、嗚呼。自己満足で失礼。

映画への興味減退の最後の理由。それは、イマドキの情報氾濫です。映画公開前に予備知識どころか、あらかたの情報(ストーリーやオチまで)が耳に入ってしまう。じゃあ事前情報を仕込むなよ、と言われるでしょうが、やっぱり観たい映画に興味がわくのが人情でしてね。

映画ブログを書いてる私が言うのもなんですが、映画紹介記事なんて、際どくネタばれですよね。完全アウト、ってのもありますよね。予告編はそこまで説明するかよ、という露出っぷり。好奇心をくすぐって劇場に来てもらう目的を逸脱し、劇場に行かずして「映画を観た気にさせちゃう」んです。それって本末転倒じゃないすか?たとえば、

ニューヨーク郊外。幸せに暮らすハワード夫妻。食品会社に勤める夫のジョン。妻は中学校教師のメアリー。一見、ごくふつうの二人だが、実はお互いに口に出せない秘密があった・・・

・・・と、これで説明が終わるなら良し、としますが、

夫はアメリカのCIA、妻はロシアのSVRの諜報員なのだった。おりしも、ロシア外交官ダブラチェンコ氏が、ホワイトハウスに向かう途中、完全武装した集団に襲撃され瀕死の重傷を負う。誰が何の目的で・・・疑心暗鬼がつのるアメリカとロシア。ジョンはCIAから、メアリーはSVRから極秘指令を受け、事件の真相に迫っていく。やがて事件の背後に見え隠れするアジアンマフィア。ボスのチャオリーを追ううち、ついにジョンとメアリーはお互いの正体を知るのであった。巨悪にむかってタッグを組む二人。真の黒幕は誰か。目的は何か。それらが白日の下にさらされるとき、二人はいやおうなく壮絶な死闘へと呑みこまれていくのだった。。。。ラスト20分、飛び交う銃弾3万発、本年最大最強、夫婦漫才的超絶アクション巨編。いよいよ公開! (ちなみに、こんな映画ありません。念のため)

と、このレベルまで書かれちゃあ、本編なんて観なくていいや、ってなるでしょう。

あれれ?文章を書いてて、私は自分の間違いに気づきました。上に挙げた理由から、映画への興味を減退させるなど愚の骨頂でした。そうか、それぞれにポジティブな「ツッコミ」をすれば良いのですね。「うわ、映画版もTVドラマとまるで同じじゃん!芸がないのう、わははは」とか、「そこまでネタばれしといて実際にはこれかい!あほんだら」とか、むしろ反作用的な興味、関心をあおっていけばいいのですな。いやあ、気づきませんでした。

突然ですが、ここで関連ネタのご披露です。少々古いハナシですが04年に「SAW」という怖い映画が公開されました。いまで言うシチュエーション・サスペンスってやつです。不条理な状況に陥った主人公(被害者)。姿の見えない犯人。先の見えない展開。低予算ながら緊張感が見事で、ラストのオチ(どんでん返し)がスゴイ。映画館の観客席から「えーっ」って声がでましたもんね。

それゆえ「オチ」を事前に知ると、面白さ半減どころか、観る必要もない・・・という点を念頭に入れていただき、05年正月(映画公開後数か月経過)に某新聞に出た「SAW」の広告を見て下さい。じゃーん。

SAW2.jpg

うわあ、それ書いちゃうか!?と仰天しました。新宿武蔵野館、なんでもアリ、って感じですなあ。8年前から「映画のネタバレ」傾向は深く着々と進行してたんですね。てなわけで、グダグダ書いちゃいましたが、今日の決めセリフはこれです。

そこの人、死んでますか~?

05年のネタもまだまだ新鮮でしたよ、死んでませんよ~。

いや、ピクッと動いたような

「いや」という二文字が味わいありますね。「いや~ん」という意味か、「いや違う」という意味か。って、どうでもいい感じになったので今日は以上です。チャオ!!


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怪しい探麺隊

お帰りなさい。
by 怪しい探麺隊 (2013-08-16 16:29) 

アッシー映画男

To 怪しい探麺隊様、nice&コメントありがとうございます。
アッシー映画ブログ、いや、ピクッと動いたような・・・程度ですが、細々と頑張ろうと思います。
by アッシー映画男 (2013-08-18 04:58) 

アッシー映画男

To inuneko様、niceありがとうございました!
by アッシー映画男 (2013-08-20 23:16) 

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